38story「“悲劇”の始まり」 ページ41
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オ「それでは〜第2グループ戦闘訓練、開始ッ!!」
◆演習場◇
チ『始まりましたか…。;;』
私はヒーローチームで、轟さんと障子さんが敵チーム。
私は核があるビルに正面から入って、核がある部屋まで全力ダッシュした。
チ『…!?;;』
すると突然、壁や床に霜が降りて冷気が流れ始めた。
チ『(これは…、轟さんの…!!;;)』
すると背後から鋭い氷結が波のように流れてきた。
チ『…っ!!;;』
私は咄嗟に壁を蹴って、ジャンプして鋭い氷の氷結を避けた。
「やっぱり予想通りだな…。」
チ『…!!;;』
私は勢いよく声がした方に顔を向けた。後ろには…
左手から冷気を出している轟さんがいた。
轟「テストの時思った通りだ。お前、あの瞬間移動や機械を壊した馬鹿力…あれ本当は制御出来てなかっただろ。」
チ『…!?;;』
そう、私はあのテストで個性を使ったのですが…、
あの時、私は力を制御する事が本当は出来ていなくて、制御が出来なくてキャパオーバーして、
倒れて気を失ってしまったんです…。
私は気づかれているとは知らず、それにこの攻められ追い詰められている状況に、私の額に一筋の汗が祟った…。
チ『…だから…、だから言ったじゃないですか!!
私は個性を小さい頃から数回しか使ったことしかなくて…』
轟「それだけが理由じゃねぇだろ。」
チ『…っ!!;;』
轟さんは、私を言葉だけじゃなく、状況的に私を追い込む。
チ『(理由…、理由なんて…!!;;)』
モノクロのような白黒の世界に、脳にこびりつく大きな悲鳴と、赤く染まり、片手に刃物を持って横たわる男性…。
嫌だ…嫌だ嫌だ…。
やめて…やめてよ…私は皆んなを守る為に…みんなを…【“あの子”】を助ける為にヒーロー科に入ったのに…!!
轟「…悪いレベルが違いすぎた。終わりにしよう」
嫌だ…いやだいやだいヤダッ!!
私は…わた、し…は…。
やめて…ヤめテよ…ヤメてヤめテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテッッ!!!!!
チ『やメテッッッ!!!!』
私がそう叫んだ瞬間、物凄い爆音と、建物が崩れて
床から身体が離れる感覚がした…。
視界が暗くなっていく…。身体が宙に浮かぶ感覚…
チ『(わたし、ういてる……?)』
私はそんな呑気な事を考えながら、視界を閉ざした。
ーーーー私の意識は、そこで途切れた。ーーーー
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週末の間あまり更新出来ずにすみません!!;;
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燐咲 - 宇田川が宇陀川になってます!!!!!!!!!(^^; (2019年3月5日 21時) (レス) id: 4a651571f9 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - イゼッタ様 ふっふっふ……よく分かりました(・∀・)ニヤニヤ (2018年10月17日 7時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
イゼッタ(プロフ) - 作者の好みはクーデレと見た。 (2018年10月17日 0時) (レス) id: 1f346eff48 (このIDを非表示/違反報告)
k-l - 受験勉強辛い…(泣) (2018年10月11日 17時) (レス) id: 59a7fef90e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2018年9月28日 22時