月下美人

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秋風が吹き始める頃、花音に連れてこられたサークル


「ねぇ、今更だけど何のサークル？」

花音「映画研究会！まぁ、活動は映画みたり喋ったり呑みいったり？」

「へぇ…花音映画好きだっけ？」

花音「いや、別に？学科で噂のイケメンがここのサークルだから入っただけだよ」

「ははっ！花音っぽい。好きなの？」

花音「いや？観賞用って感じ。ミーハーだからね私！！失礼しまぁす！」


ガチャっと扉を開けると、10人くらいの男女が一斉にこちらを見た


「あ…初めまして…」

春樹「わっ、花音ちゃんこの子新しい子！？」

花音「あ、部長〜。そうです！川村Aでーす」

花音が私のことを紹介してくれて、ペコっと頭を下げると
皆が口々によろしく、と声を上げる

そんな中1人が私の方へ近づいてきた

春樹「初めまして、部長の成瀬 春樹です！」

「成瀬さん…」

春樹「よろしくね！」


部長だと言う成瀬さんは私の1個上
現在大学3年生だという


このサークルは現在20名程で構成されているらしい

花音「見て！1番端っこの！イケメンでしょ、東条くん！」

コソッと花音に耳打ちされて部屋の隅の方に目をやると、確かに花音の好きそうなイケメンがいた


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