第八話 野球 ページ10
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ザッ…と、二校の選手が向き合って並ぶ。まさしく壮観!普通の野球は9対9らしいけど、人数が足りないんで7対6でお送りされる(?)、呪術甲子園が、今!!
「プレイボールッッ!!」
始まった!
先攻は京都校。ぶっちゃけ私、全然ルール理解できてないけど大丈夫かな??
まあなんとかなるっしょ、と軽いノリでグラウンドの皆を見守った。
ルールも、分からないなりに何となく試合の空気で展開を察する。
因みに上手く狗巻先輩の隣を陣取ることに成功した私を誰か褒め称えてほしい。
『あ、あの人が加茂さんですか?包帯グルグル巻きの人』
「しゃぁけ」
試合を見ながら、隣の狗巻先輩と反対隣の伏黒くんに京都校の人たちの名前を教えてもらったりする。だって相手は私の名前知ってるのに(皆の目の前で堂々自己紹介しちゃったからね)、私は知らないって失礼だし。一応皆さん先輩なわけですしね!
今は真希先輩がピッチャー、虎杖くんがキャッチャー、そして今入った加茂さんがバッターだ。
真希先輩、めっちゃ強いだろーなー。何せ天与呪縛だからなぁ、良いなぁ〜。私もあのくらいの運動神経欲しい!今度稽古付けてもらお、とか思いながら、尊敬する先輩の勇姿を目に焼き付けようと真希先輩をガン見すると…。
バァァン!ズドォン!バガンッ!!
『…え、はい??…え??』
目にも止まらぬ勢いで、真希先輩が放ったボールが虎杖くんのグローブに収まった。
勿論、加茂さんが握ったバットは掠りもしてない。てゆーか振ってない。…え?
「バッターアウトッ!チェンジ!」
「加茂ぉ!!振んなきゃ当たんねェぞ!!」
お義兄ちゃんの
『ま、真希先輩さっすがぁ…!』
「しゃけー」
「先輩、ナイスピッチー」
率直な感想…いやバケモンか。
てゆーかそんな高速で飛んできたボールを当然の如くきちんとキャッチしてる虎杖くんもバケモンですか??
あぁ、そうだった、と思う。私の先輩は
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今日の名言or名場面
五条「強くなってよ。僕に置いていかれないくらい」
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