検索窓
今日:3 hit、昨日:21 hit、合計:39,501 hit

第十一話 虎杖 ページ13




そうして進んでいく試合展開。狗巻先輩の全力ダッシュにはそりゃもう黄色い(つもりの)声援を送らせていただきました。


『キャー!狗巻先輩さすが!!』


「しゃけしゃけ!」


狗巻先輩が満面の笑みでピースを返してくれる。


ん"ん"…!得意げな狗巻先輩、天使か…!!私の先輩が今日も安定してかわいい!!


「俺、次バッターだ!行ってくる」


『おぉ、虎杖くんファイト!』


「ホームランかまして来い」


「おうよ!」


野薔薇ちゃんのカツにガッツポーズで返した虎杖くんが、颯爽とグラウンドへと駆けていく。


…なんか、眩しいよなぁ、虎杖くんって。笑顔がキラキラしてるっていうか。少年漫画の主人公みたい。


思わず『…かっこいいね』と呟く。隣の野薔薇ちゃんにドン引きした顔で「二股?」なんて聞かれてしまった。失敬な、私は狗巻先輩しか見てません!!


バッターボックスに立った虎杖くんがバットを構える。ピッチャーの真依さんがボールを放った。


「おっ…!」


「行くんじゃね…」


野薔薇ちゃん、伏黒くんと一緒に固唾を呑んでボールを行方を目で追う。


勢いよく振られたバットのド真ん中。バットの芯が、ボールの中心を捕えた。


カキーン!!!


『すごぉ!』


伸びる、伸びる!!身を乗り出してボールを見つめ続けると、最後の砦、反則(ではない)魔女っ子西宮さんのグローブを掠めて…、グラウンドの外に落ちていった。


『入ったぁあ!!』


「よくやった虎杖!!」


「ナイスー」


虎杖くんがパッと私達を振り返る。嬉しそうに拳を突き出してきたから、3人でグッと拳を突き返した。


よっし、虎杖くんが快進撃を見せてくれたことですし、いっちょ私も頑張りますか!


次のバッターは私だ。私はバットを持つと、その場でぴょんぴょんと軽くジャンプした。


「銀野、肩の力抜いてけよ」


帰ってきた虎杖くんに肩を叩かれる。


『りょーかいっ。虎杖くん、ナイスホームラン』


「あんがと」


ニッと笑った虎杖くん。虎杖くんの後に続いて、狗巻先輩も戻ってくる。狗巻先輩はちょいちょい、と私の服を引っ張った。


え?なんですか???可愛いですか????((


「ツナマヨ、しゃぁけ」


『…じゃあ、ホームラン打てたら塩にぎり作ってください!』


「たかな?」


『しおはまた今度言ってもらいます!絶対言わせるんで!!』


「…おかか」


『なんで!!!』


あの狗巻先輩がわざわざ"点を取れたらご褒美をくれる"と言ってくれたので、全力で甘えさせていただきます。


よぉおっし!!狗巻先輩の手作り塩にぎりのために頑張るぞーー!!


第十二話 審判→←第十話 ナイスピッチ


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!

今日の名言or名場面

五条「強くなってよ。僕に置いていかれないくらい」


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
112人がお気に入り
設定タグ:狗巻棘 , 呪術廻戦 , 五条悟   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ルルリィ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年2月2日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。