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第二話 少女、再開する ページ7

伏黒恵 side 続









虎杖「…これ、」









ふと、虎杖が何かを拾い上げた。








虎杖の手には宿儺の指。









恵「ああ、特級呪物“両面宿儺”。その一部だ」






虎杖「りょうめ…??」






恵「言っても分かんねぇだろ。危ねぇからさっさと渡せ」






虎杖「はいはい」







そう言いながら虎杖が女子生徒を床に降ろそうとしたと同時にぐにぃと天井の形状が変化したのを俺は見逃さなかった。







そして玉犬に虎杖たちを任せ、俺は虎杖を庇い押し飛ばした。







恵「逃げろ」







ドォオン!!







俺のその言葉と共に上から衝撃を受ける。





そして何かに身体を掴まれ動けなくなる。







ぐっ…!!?








虎杖「伏黒!……ッ」









砂ぼこりが晴れ姿を現したのは新しい呪霊。









呪霊「おっお」









くそっ…






完全に油断してた…ッ








俺は瞬時に術式を展開しようとするが、そうはさせないと言わんばかりに呪霊が俺を投げ飛ばした。






!!?









恵「がっ!!!」






ビリビリと全身に衝撃が伝わる。








そしてその勢いのままいつの間にか俺は外へと吹っ飛ばされていた。






そして勢いよく地面に背中を打ち付ける。








恵「……ゲホッ」






すぐさま玉犬たちを呼び戻そうとするが、








恵「(玉犬たちの気配がしねぇ…)」








術式途切れた…







クソ…






こんな時、アイツがいれば……






今は隣にいない彼女の姿が頭を過ぎる。





呪霊「ぉぉお」





目の前に迫る先程の呪霊。


俺は力が入らない身体を無理やり動かし、手で“鵺”の形を作る。




クソ…


頭回んねぇ…_____



こんなんじゃアイツに笑われそうだな…





身体も呪力もボロボロで頭が回らない中、不謹慎だがアイツの笑った顔がまた頭をよぎり、心の中で会いてぇなと思った。









.









.









.









.









.









.









『うちの恵に何してやがるこのゴミ野郎がァ!!!!!』








そんな懐かしい声が聞こえた次の瞬間、









どごぉぉおおお!!!!!!!









呪霊「ガガァ」ドガッ




恵「ッ!?」





呪霊は一瞬にして俺の目の前から姿を消し、気づいたら物凄い音とともに反対側の校舎の壁にのめり込んでいた。




________________________

やっと出せました…!

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REI - 夢主かわえええぇぇぇぇえええ (2021年7月24日 13時) (レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夕月 | 作成日時:2021年3月17日 4時

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