伏黒恵 side ページ5
……______。
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恵「はっ!?百葉箱!?…そんな所に特級呪物保管するとか馬鹿すぎるだろ…」
《アハハ!!でも、おかげで回収も楽でしょ》
恵「…いや、そーいう問題じゃないですよ」
そう言うと、電話の相手である五条先生がさらに面白そうに笑た。
記録______
2018年6月 宮城県仙台市 杉沢第三高校
ここに特級呪物である“両面宿儺の指”があるという報告を受け、学長の指示で回収任務に来ていた。
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……が。
恵「………ないですよ」
《え?》
恵「百葉箱、空っぽです」
《マジで?ウケるね(笑)》
恵「ぶん殴りますよ…」
《でもそれ、回収するまで帰ってきちゃ駄目だからね?》
恵「(…今度マジで殴ろう)」
まぁでも、直ぐに見つかるだろう…
そう思ったあの時の俺、マジで殴りたい。
.
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虎杖悠仁という生徒がその両面宿儺の指をもっていると分かり接触したが、
虎杖「そういや今日の夜、学校でアレのお札剥がすって言ってたな……え、もしかしてヤバい?」
恵「…ヤバいなんてもんじゃない。ソイツ、死ぬぞ」
まさか札を取ろうとしているなんて普通、誰も思わないだろ…ッ。
恵「ッとりあえず、学校戻るぞ!!」
そんなこんなで虎杖悠仁と学校まで戻ってきたが、
ズゥゥンンン!!
恵「ッ」
虎杖「!?(なにこの圧力は……?)」
昼間とはうってかわり、凄まじい程の呪力を感じた。
虎杖「俺も___」
恵「くるな」
虎杖「ッ!!?」
こいつを巻き込む訳にはいかない。
俺はそう判断し虎杖悠仁を置いて校舎へと侵入した。
そして現在…___。
玉犬と共に気配を追いかけ、たどり着いた目の前には、女子生徒と男子生徒を飲み込もうとしている呪霊の姿。
恵「くそっ…」
呪物ごと取り込むつもりか!!
ズブブブ…という音と共にゆっくりと呪霊に埋まっていく2人の生徒。
…ッ!! 間に合わねぇ!!!!
そう思った瞬間、ガシャァァァンン!!と勢いよく窓が割れ姿を現した虎杖。
恵「ッ!!?」
そしてそのまま、生徒2人を呪霊から引き剥がした。
一瞬、呆気にとられたがすぐにはっと我に返り瞬時に呪霊を祓った。
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REI - 夢主かわえええぇぇぇぇえええ (2021年7月24日 13時) (レス) id: bd6d581c0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕月 | 作成日時:2021年3月17日 4時