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『さて、虎杖悠仁の件どうしますか?』
と俺が優しく聞くと、
「そんな物、死刑に決まっとろうが!!」
「死刑じゃ、死刑じゃ!!」
「殺してしまえ!!」
「殺すしか選択は無い。」
等とほざくクズども。思わず、お前が死ねと言いそうになる。なんとも醜いことで。
隣の傑や悟も、そんな顔をしている。ウケる。思ってることみんな一緒なのな。
そんなクズどもに俺は優しく提案をした。
『皆様、僕から一つ提案が。
宿儺の指を全て取り込ましてから、殺してはいかがでしょう?』
勿論、反対の嵐。そうだと思った。頭固いんだもん。
「そんな物、全て取り込んだとしても虎杖悠仁が制御出来なかったらどうするのじゃ!」
「制御出来ないにきまっとろう!」
彼らにもう一声。
『制御出来なかったとしても、3人の特級が東京校にいるんですよ?
僕らに出来ないことはないですよ? さあ、どうしますか?』
つかの間の沈黙の後、1人のじじいが
「よかろう。」
と言う。俺等はニヤリと笑った。勝った。ただしじじいの言葉には続きがあった。
「しかし、調子には乗るなよ。乗ったら、虎杖は殺してしまうかもしれんのう。」
と。は、何言ってんの。悠仁は、元々非術師だったんだぞ?
巻き込んでしまったのは、こちら側の責任であるくせに何が調子乗るな、だ。
調子に乗ろうにも乗れるわけ無いだろう。この老いぼれじじいが。
猫をかぶっていた俺だったが、先ほどの言葉で何かがプツンと切れた。
悟達も俺と沸点は同じだった。
傑は眉間にしわを寄せ特級呪霊を出そうとし、悟はこの建物ごと破壊しようとしたのか
虚式:茈 を作ろうと蒼を右手に赫を左手に出す。
これだけで、大迫力だと思うのだが念には念をと言うことで
『おい、くそじじい共。俺等の生徒に手出したらどうなるか分かってんだろうな?
もし殺したりしてみろ。殺すぞ 』
思い切り、殺気をだす。いや〜クズ共が動けずにブルブル震えているのはいい気味だよね。
そして一人一人の目を見、にこりと笑う。
『まあ、そんなことは”絶対”にないと思いますがね。
さ、これからの方針も決まったことですしお開きにしましょう!
それでは、解散!!』
手をパアンとたたき、これで終わりだという合図をする。
それでようやく動けるようになったらしい。ざっっこ。
気も済んだし、こんな胸くそ悪いところに居たくない。
『二人とも、帰ろ』
と言うと、俺の思っていることが分かったのか苦笑された。解せぬ。
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なつき(プロフ) - 続き楽しみです!! (2022年4月8日 2時) (レス) id: 337fb59863 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぱるむ | 作成日時:2020年7月1日 14時