スリー問題児's 【呪術廻戦】 (ページ2)

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「ハハッ」

悟が誰かと電話で話していたかと思うと、突然笑い出した。
とうとう頭がおかしくなったのだろうか？

『どしたん』
不思議に思い、そう聞いてみる。なにこいつ、すんげーニヤニヤしてんじゃん。きしょ。

「いや～澪、聞いてよ。あのさ、特級呪物宿儺の指の回収を恵に押しつけたんだよ。
それはさ、仙台のとある中学校の百葉箱に保存されてたらしいのね。で、回収しようとしたら
無かったんだってよ。笑えるよね～。超やばいんですけど」

思わず俺はデスクをぶったたいてしまった。だってその話の内容面白かったんだから。
えーいいな。

『何それ...超面白そう。その任務、俺が行きたかった。」
悟、もったいないことしたな。
人に自分の任務押し付けるからじゃん。ほんと馬鹿。そういうところは学生時代と変わってないな。
進歩がない。そう心の中で悪態をつく。
そんなことを心の中で思っていることも露知らず、機嫌がよさそうにニコォと笑って

「でしょー。多分もっと面白いことが起こりそうなので、ちょっと仙台に行ってきまーす。
とりま、お留守番お願いね。あと、傑には絶対いうなよ！」
そう俺に告げた。
悟のデスクの上には報告書やらその他もろもろ書類がのっかっている。
もしや、さぼる気か？

『お前仕事めっちゃ残ってんじゃん！やってから行けよ！」
仕事が終わってたら、俺も行くのにな。まじで休憩と称して一緒に行こうかな。
いやでもな、他の人に迷惑かかるからな..。どうしよと考えている間に悟は

「あああー、何も聞こえませーん。そいでは、いってきまーす！」
と耳をふさいで、職員室を出て行ってしまった。
ついでに俺と伊地知のデスクに悟の書類を詰んでいった。

は？こいつもしかして、俺と伊地知に仕事押し付けた？自分の仕事を？？
まじで許さん。仕事を増やされた恨みはでかいぞ。絶対、傑に言ってやる。
さぁ、どう調理してやろうか。