〜jaejoong〜約束　８

アルコール味のキス ページ46

あれから、嬉しくてテンションの上がった私はコウちゃんと飲みまくり

気がつけば終電を逃していて、タクシーで帰宅した


あ〜〜・・・久々にこんなに飲んだな。。。明日は絶対二日酔いだ・・


重い足取りでアパートの階段を上り、鍵を開けようとすると、鍵が開いていた


ジェジュン、来てるのかな？


ドアを開けると目の前に彼が立っていた


「おっそい！！何回も電話したのにどこ行ってたの！？」


さっきまでテレビで喜びと感動を与えてくれてた人とは思えない、怒った顔して睨んでる


「・・・あ、あぁ、ごめんごめん、コウちゃんと忘年会してて・・・」

「でも電話ぐらい出れるじゃん！」

「ごめん〜、気付かなかった・・・」


怒って立ちふさがる彼の横をふらふらと通り、リビングのソファーに身を投げた


ＪＪ「A・・・酔ってる？」


冷めた目で見てる


「うーん・・ちょっと飲みすぎた〜」


そう言うと、冷蔵庫からミネラルウォーターを出してコップに入れて持ってきてくれた


「はい、飲んで」

「・・・ありがとう」


ふふ、怒ってても優しいんだよね


「何笑ってんの？」

「ん？ううん。あっっ」

「え？なに？」

「レコード大賞、おめでとう！」


少し驚いた顔をした後、はにかんだ


「なんで知ってるの？テレビ見てた？」

「うん、入ったお店にテレビついててやってたの」

「そうなんだ」

「今日はみんなでお祝いしてるだろうと思ったから、びっくりした」


そう言うと、私の持ってるコップを取り上げてサイドテーブルに置いた


「お祝いしてたら、Aに会いたくなったから途中で抜けてきた」


彼の唇が優しく触れた


「・・・アルコールの味がする」


唇が離れると、そう言ってほほ笑んだ


「今日会えると思ってなかったから・・・」


ちょっと恥ずかしそうに言うと妖艶な瞳で言った


「酔っ払ってるA、色っぽい」

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