〜jaejoong〜約束　８

酔いの中で ページ47

彼の手が洋服の中に入ってきて、また、唇が重なる


唇が首筋に移動して、ずらしたセーターから露出した肩に触れる

と、一度離れて私を見降ろした


「・・・いい？」


聞かなくても答えなんか分かってるはずなのに


無言で彼の右頬を包むと、また、唇が重なった


アルコールで火照った体に彼の唇が触れると、そこだけ電気が流れるように
体中が痺れていくのを感じた


「ジェジュン・・・ほんとにおめでとう」


呟くと、私の胸に触れていた手に力が入った


彼に愛されながら、まだ酔いの覚めない体が宙を浮いてるようで

しばらくその感覚に酔いしれていた


・・・・・・・・


「ねぇ・・・・」


しばらく抱き合って、いつものように２人でオフロに入った


「ん？なに？」

後ろから私の肩に顎を乗せて彼が聞く


「ちょっと気になってたんだけど・・・ほんとに言ったの？」

「何を？」

「・・・ジュンスに・・・」


見えなくても、彼の顔が素になっていくのが分かった


「なんで？何でそんなにジュンスにこだわるの？」


何でって聞かれても自分でもわかんないんだけど・・なんでだろう？


「A、ジュンスと自転車でデートして、ちょっとジュンスが気になってるんじゃないの？」

「まさか〜！そんなんじゃないけど、、、」


しばらく沈黙が流れて、彼が言った


「言ってないよ」

「え？」

「ジュンスとはそういう話しあんまりしないから、言ってない」

「ほんと？よかった〜〜」


すると、後ろから抱きしめていた彼の腕に力が入る


「く、苦しいんだけど」

「我慢して」


そう言ってさらにキツく抱きしめると、首筋に赤いマークを残す


「明日からもう休みだからいいよ」


そう言うと、首筋だけじゃなく肩や背中にも唇を落として吸っていく


私を向かい合わせにすると、こう言った


「前にもいい？」


・・・・？


一瞬理解が出来ずに黙っていると、そのまま抱きよせて私の右胸に唇を落とした


「こんなので、自分のものって感じるの？」


胸についた赤いマークを見ながら聞くと


「うん、感じる」


そう言って満足そうに笑う彼に


私は、好きの量が増えていくのを感じた

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