検索窓
今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:1,280,980 hit

抱きつく ページ2

A「・・泣かないで」

言いながら完全に涙声の私


CM「泣いてません」

顔を上げたその表情

凛々しくて

だけど壊れそうにも見えたのは
涙で滲んでいたからか


A「なにも出来なくて」
CM「なにかをしてもらおうなんて思ってません」

私の言葉を遮った


チャンミンと見つめ合う

まっすぐに私を見てる

いつの間にこんなに男らしくなったんだろう


そんなことを思ってしまった


CM「ヌナになにかをしてもらおうなんて思ってないし、僕は大丈夫です。
・・・それ以上泣いたら僕がジェジュヒョンに殺されます」

そう言って立ち上がると、
ティッシュケースを取って私の目の前にぽんと置いた


ティッシュで涙を拭いていると
隣に立ったままのチャンミンが、いきなり言った


CM「ありがたいけど申し訳ないらしいです。」

A「え?」

顔を上げた私を見て、ティッシュを何枚か取ると
それを私の鼻に押し付けた


CM「鼻水も拭いてくださいよ・・まったく」

ゴシゴシと私の顔を擦る
力は入ってないから全然痛くない


大人しくされるがままになっていると
手が止まって、つぶやくように言った


CM「僕の気持ちはありがたいけど、申し訳なくなるから、もうやめてください。
そう言われました。・・・今度は笑ってなかったけど、真っ直ぐに目を見て言われたから・・・」

ティッシュの隙間からチャンミンが見える

言葉が出ない


チャンミンが


泣きそうな顔をしてる


次の瞬間

チャンミンの腰に手が回って

座ったまま

チャンミンに抱きついていた

お願いして→←無力な自分


ラッキーアイテム

革ベルト


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (1659 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
268人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

naepon(プロフ) - どうも~。この回?本当に好きなんです。あたしの何もない自分に対しての虚しさみたいなのと、そんなあたしに気づいてるジェジュンが… 次いってきます。 (2014年1月25日 22時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
ai(プロフ) - 知っててもドキドキー!この緊張感がたまりませーん、ジュエルさまー!笑 (2014年1月18日 16時) (レス) id: 9b5e4c6095 (このIDを非表示/違反報告)
momo(プロフ) - ジュエルさん、また読んで泣いてます←何度目か分かりません(^_^;) (2012年10月13日 22時) (レス) id: 94f9ff86ee (このIDを非表示/違反報告)
なつみ - ええええ!!ちょっとびっくり。でもこうゆう展開もありですね。おもしろいです (2011年2月27日 18時) (レス) id: 3dc2dad175 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - 久しぶりに読んでます!こういう展開になるなんて・・・でも私の気持ちがわかります。何も無い自分が今のままでいいのか?何となく過ごしてる日々に戸惑う気持ちが焦りになる事ってありますよね。少し離れて時間が必要ですね・・・ (2011年1月16日 16時) (レス) id: 04d5f195a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ジュエル

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。