帰りのバス ページ46
いつも通り、ライブが終わった
彼らが着替えるのを待つと、
そのまま用意されていた小型バスに乗って会場を後にした
一番後ろの一列になった席の奥にジェジュンと並んで座ると、
メンバーはそれぞれ一人ずつ適当に座っていった
JJ「途中のパーキングエリアでご飯らしいから、ちょっと我慢してね」
A「私は全然平気だよ」
JJ「俺はお腹減った〜」
A「おせんべい持ってるよ。食べる?」
カバンからおせんべいの入った袋を取り出すと、彼が笑った
JJ「なんでこんなの持ってるの?」
A「昨日、駅のお土産売り場でおいしそうだったから買ったの」
JJ「自分に買ったの?」
A「うん・・・おかしい?」
JJ「あっは、おかしい」
言いながら、袋に手を入れて一枚取って食べた
JJ「おいしい〜!」
A「でしょ?ほら〜、こういうのバカに出来ないんだから。
みんなにもあげてくるね」
席を立って、前にテーブルがある為その横を通り、斜め前のジュンスに袋を出すと
JS「わぁーありがとう!いただきます♪」
嬉しそうに一枚取った
通路を挟んで隣のユノも、同じように貰ってくれる
さらに前のチャンミンに差し出すと、3枚も取った
そして、少し間隔を空けて一人ipodに耳を傾けてるユチョン
私が来た事にまったく気付いた様子もなく、目を瞑っている
・・・寝てるのかな・・・にしてはまだバス動き始めたばっかりだけど
声をかけようかどうしようかためらっていると、目が開いた
通路に立っている私を見ると少し驚いている
YC「どしたの?」
イヤホンを片方外しながら聞いた
A「お腹減ってない?これ、おいしいよ」
そう言っておせんべいの入った袋を差し出すと、いつものように溶けるような顔をして笑った
YC「ヌナ、お母さん通り越しておばぁちゃんみたい」
A「おばぁちゃん!?失礼な・・。もうあげない」
YC「はははは、嘘うそ!もらうよ。ありがと」
一枚取って食べると
「うん!うまい!」
そう言ってまた笑う
この笑顔の裏で一体何を悩んでるんだろう・・・
ユノのように、
誰かに恋をして、裏切られてたりしたらどうしよう
バスが、高速道路に入った
ラッキーアイテム
革ベルト
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butako(プロフ) - こんにちは♪何回かのよみなおしです。何回よんでも引き込まれます!!続きよみた~い^^; (2014年11月27日 12時) (レス) id: be4d740b9d (このIDを非表示/違反報告)
naepon(プロフ) - どうも~。ユチョンの恋はせつなげですね。東方神起は、大好きだから幸せになってほしいな♪次へ、Go! (2014年1月22日 14時) (レス) id: 611870be34 (このIDを非表示/違反報告)
かーり(プロフ) - この時はもうすでに。。あぁ、読み返しって、素晴らしい☆" (2014年1月13日 1時) (レス) id: 7acf49eef3 (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - ふーさん 感動してくれてありがとうございます^^ 13もよろしくね! ふーさんの作品も読まなきゃ! (2010年5月1日 9時) (レス) id: 903aa4a1fd (このIDを非表示/違反報告)
ジュエル(プロフ) - みっきさん ありがとうございます♪ 普段優しいのに嫉妬するとSを発揮するジェジュン、私もツボです(笑) これからも頑張りまぁす^^ (2010年5月1日 9時) (レス) id: 903aa4a1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ジュエル