〜jaejoong〜約束　１０

喧嘩の理由 ページ32

PM１０：１５


ジェジュンから、もうすぐ宿舎に着くとメールが入った


と言う事は、ユンさんももうすぐコンビニ前に着くってことだよね・・・


ジェジュンが来た時に家にいないよう、少し早めにコンビニに向かった


雑誌を立ち読みしていると、見慣れたバンが駐車場に停まった

外に出てその車の窓を叩くと、携帯を取り出した彼女と目が合った


「Aさん！早かったですね！あ、どうぞ、乗ってください」


助手席に乗り込むとどこに行こうかと聞いてくる


「ジェジュンがうちに来るんですけど、
ユンさんと会うって知らないのであんまり遅くなれないんです・・・」

「じゃあ、簡単にお茶だけしましょう」

そう言って車を走らせ、３分後には喫茶店の駐車場に着いた


喫茶店に入ってコーヒーを頼むと、ユンさんがいきなり頭を下げた


「おとといの夜中の事、本当にすみませんでした」

「そんな、大丈夫ですから」


すると、下げていた頭を上げて、少し微笑んだ


「私、Aさんの事大好きなんですよ」

「え？」


「大好きなんです。本当に。・・・でも、だから余計に嫉妬してしまって」

「・・・はぁ・・・」

「お二人がハワイに行ってる時に担当になって、
その日のうちにもうAさんと似てるって言われてたんです」


そうだったんだ


「ジェジュンさんから聞いて知ってると思いますけど、それが段々辛くなってきてしまって。
私が何をやってもAさんにしか見えてない気がして。」


「そんな事、どうして思うんですか？私からしたらユンさんの方がずっと立派で、羨ましかったです」

「・・・立派だなんて。。そんな風に言われると胸が痛みます・・・
こないだ福岡でユノさんとジュンスさんに、また似てるって言われた時とうとう切れてしまって・・・」


「切れたって、ユンさんがですか？」

「はい。こう見えて怒ったら怖いんですよ。笑」

「あはは、そうなんですか？」

「でも似てると言われたことに怒ってると思われたくなくて、関係ない仕事の事で２人に注意したんです
そしたら、ジェジュンさんにはバレバレで。ジェジュンさんが２人に、似てるっていうのやめろって怒ってくれました」


・・・・福岡で喧嘩したって、この事だったんだ・・・


少し複雑な気持ちだった

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