もう、忘れよう。

138歩目 ページ7

貴｢どこに行ってたの？｣


釘｢凄かったのよー！シブヤ！行く前に迎えに来てってお願いしていなければ、もっといろいろ見れたのにー。｣


シ、シブヤ…??

貴｢へ、へぇー。｣


ー乱数さん達がいるところ。

まぁ、東京区域でディビジョンがいないところなんてそうそうないだろうな。


野薔薇ちゃんが｢今度一緒に行くわよ。映画館でしょ、オシャレなカフェでしょ、可愛いケーキ屋でしょー。｣と指折り数えている。


楽しみにしてくれている所悪いけどあまり行きたくはない。


……このあいだからの経験上、絶対ディビジョンの誰かに会う可能性がある。


イケブクロとかヨコハマの2チームは行きそうなところが限られてたから｢次から気をつけよう、｣と思った。


しかし、シブヤの3人はどこに居てもおかしくない。


そんなこと感じがするチームだ。


見つけられ、目をつけられたらどうなるか分からない。


というか出来ることなら関わりたくない。


どうしよう、行くところによるか…。


釘｢はい、じゃあこれ。七海さんに渡しとくからね！A、無くしそうだし！｣

急に話しかけられ意識がこっちに戻ってくる。


七｢釘崎さん、ありがとうございます。このお礼はまたいずれ。｣

釘｢あー、いいです。そういうのは、Aを楽しんで来てください。｣


??

どういうこと？


何ー？

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