別れたいのに…【三ツ谷隆】

教室 ページ34

教室に戻ると案の定授業中だった。







私達3人は先生に断り、ゆっくり席に着く。……今の時間は古典か…………。古典は得意だから良かった。これが数学だったら分かんくなってた。








先「じゃ……この問題を………Aさん。解けますか？保健室から戻ってきたばかりですが。」







黒板に書いてる問題に目を移す。…………うん、分かりそうなっていうか分かる問題。








立ち上がって答えを言うと周りから拍手が起こった。誰が言っても拍手はするんだけどね。








クラ4「やっぱりすごーい……。難しい応用を保健室行ってたばかりなのに解いちゃうなんて……。」







貴「そんなことないよ、皆もちょっとコツを掴めば出来るようになるよ。」







座りながら答えると先生が「教え合いの時間を設けます。」と言った。








教え合いか………、分からないところを皆で教え合うみたいな感じかな？








私は誰に聞こう…………。そう思ってるとクラ4ちゃんが私の方に身体を向けてきた。







クラ4「さっき言ってたコツ……？教えてー。」






さっき言ってたコツ……？あぁ古文の応用問題のことか！






貴「いいよ、私でよければ。えっと早速だけど……。」








説明を終えてふぅ、と息をつく。クラ4ちゃんを見るとどうやら分かったみたい。








クラ4「やっぱりすごいなぁ。あんな根も葉もない噂流されるって言うのに……。」








貴「根も葉もない噂………？」








私がクラ4ちゃんに聞くとクラ4ちゃんは少し顔を逸らして答えてくれた。








クラ4「隆君とAが別れたのはぺーやん君とAが浮気してたからだって。Aに別れたのは原因があるって。」









ーーーーーは。

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