別れたいのに…【三ツ谷隆】

ペーやんってモテると思う ページ4

私を探してるような、でも誰かにも気をつけているような………そんな動き。





あまりにもその姿がおかしかったから話しかけようと席を立つ。






もちろん、クラ1ちゃんに断りを入れて。





ペーやんに近づいていくとペーやんは私の方だけ見るようになった。





……なんか私に用事があるのかな。





貴「ペーやん………どうしたの？」





話しかけてみると頭をかきながら、






ペ「い、いや…お前今日家庭科の授業で色々めんどくせぇことがあったんだろ？」






話を聞くと要するに私を心配してくれてわざわざ教室まで来てくれたとの事だった。





本当に心配してくれてるぺーやんに心が痛くなる。






私傷ついてるけど、やられっぱなしのヒロインなんかじゃないのに。






ぺーやんに心配されるほど綺麗な心なんて持ってないのに………、持ってる振りはしてるけど。






貴「大丈夫、ありがとう。」





元気よく笑うと「お、おう」と向こうもはにかんだ笑顔を見せてくれた。






ぺーやんはやっぱり笑顔じゃないとね。





ペ「………あとよ、お前にお願いがあってきたんだ。」








お願い？






ぺーやんが急に真面目な顔になるから、こちらも真顔になってしまう。







ぺーやんのお願いだ、不可能じゃない限り聞いてあげたい。







ぺ「臨海学校、俺も一緒の班に入れてくれねぇか！？」









え？

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