別れたいのに…【三ツ谷隆】

忠告3ー三ツ谷sideー ページ15

渋「三ツ谷君とはあまり後で言い争いたくないから今はっきり言っとくよ。」






形のいい唇がゆっくりと動く。やめろ、これ以上聞きたくない。






渋「俺はずっとずっとずっとずっと小さい頃からAを見てきた。大好きだったんだよ、愛してるって言っても過言じゃない。」







渋谷の瞳は至って真剣で冗談を言ってるようには見えなかった。






皮肉にもその顔は腹が立つほど、顔が整っていてヒーローじゃないかと疑ってしまうくらいだった。







隆「何で告白しなかった………？」






違う、聞きたいのはそんなことじゃないだろ………、今でもAのことが好きなのか、だろ？







渋「俺は………Aが幸せならそれでいい、それで良かったんだよ。

今でも愛してるよ、好きだよ好きすぎて……頭がどうにかなりそうなくらいに……。」







Aを、コイツに………………？








嫌だ、そんなことしたくないし絶対させない。







俺の恋人なんだ、俺の………俺だけの…………Aなんだ。







俺は…………俺も…………俺だって…………Aを愛してるんだ。







隆「絶対Aは渡さねぇ。」







そういえば、渋谷は「引く気もないけど。」と言いながらどこかにフラフラした足取りで行ってしまった。







とにかく、Aに確認しねぇとな…………。







電話をかけるとすぐに出てくれたけど話してると確かに美夢のことを気にしてるようだった…………。








なんだよ、俺が彼氏だろ…………？









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【⠀オリキャラ様紹介⠀】
渋谷葵(しぶやあおい)
夢主と同じクラスで幼なじみ。
めっちゃイケメンで3歩歩けば芸能系のスカウトが来る。
夢主ちゃんのことがめっちゃ好きで時々ヤンデレになる。今回のことを夢主ちゃんから聞き、三ツ谷から奪おうと考えてる。

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