別れたいのに…【三ツ谷隆】

忠告2ー三ツ谷sideー ページ14

「………三ツ谷だな。」







一瞬、不良かと思ったが………クラスメイトだった。








コイツ……………クラスメイトの確か…………








「俺は渋谷葵、ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰAの幼なじみだ。」








渋谷、葵……………Aから何回か聞いたことがある。





「アオくんって本当にかっこいいの！」や「アオくんはモデルのスカウトが絶えないの。」とドヤ顔をしていたAが顔を浮かべる。









急に横にいてやけに刺々しい声から少なくとも俺の事をよく思ってないのが分かる。








目線の先にいる美夢にも同じようなーー、いやそれ以上の嫌悪の目を向けている。









本能的に美夢をこの目線から護らなくてはーー、と思い美夢を背中に隠し「俺がどうした？」と偽の笑顔で尋ねる。







後の言葉を気かなかければ良かったと思うことになるなんて思いもせずに。








渋「お前に言いたいことがあってきた。あとそこの美夢？さんにもな。」








まぁ三ツ谷が聞いてくれたらいいか、と肩をすくめる彼からは相変わらず殺気に似た雰囲気は消えない。









渋「俺……………………………………………………Aのことが………………大好きなんだよ、ずっとずっとずっと。」









時が止まったようだった。でも渋谷はそんなことを「知らない」と言わんばかりに、話を続ける。








渋谷が目を合わせてくる。









その目があまりに真剣で、真っ直ぐで俺は口をつぐんだ。









渋「Aのことを幸せに出来ないなら俺が貰うよ。」






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ｒ・d様……素敵なオリキャラ様ありがとうございました！(実在のゲーム実況者様がいらっしゃいますのでこのような形にします。)

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