エゴ彼氏1

最期の時2 ページ8

御影玲王

「そばにいてやれなくて……悪かった……。」

彼は貴女を助けたいと思う余り沢山のことを調べ過ぎてそばにいることがかないませんでした。貴女の瞳が閉じられるとそこから彼は当分立ち直れません。


ーーー謝らないで、最期にあえて嬉しかった。







凪誠士郎

「ずっと一緒。ずっと、ずっと好きだよ。」

貴女が微笑むと同時に手が落ちると我慢してた涙がぶわっと溢れました。彼にそんな顔させるのも先にも後にも貴女だけ。


ーーーちゃんとまっすぐ進んでね。








馬狼照英

「なんで、お前が………！くそっ………！」

1度は受け入れようと思った彼。だけど最期の最期で感情が溢れます。世の中には悪い奴も、酷い奴も沢山いるというのに……なんで死ぬのが貴女なのか……そんなの貴女にも分かりませんよね。


ーーー最期は笑って見送って欲しかった。









剣城斬鉄

「お前が居ない明日なんて来なければ良い。」

それは貴女が余命宣告されてから毎日思っていたこと。朝日を見る度に「いつ死んでしまうのか。」と思っていましたが今日からそんな必要もなさそうです。彼は貴女の肩を一生懸命揺らしていますが。


ーーー明日から私を心配しなくて済むね。








雪宮剣優

「ずっと愛してる。」


可能な限りそばで見守ってくれた彼。貴女が手を握って、と苦しそうに言うと涙を流しながら握り返してくれます。ピーッと言う音が鳴り響くと貴女の体躯をそっと抱きしめます。


ーーー私も愛してるよ、剣優。









二子一輝

「僕は……貴女の理想の彼氏になれてましたか。」


暇さえあれば貴女の病室で過ごしてくれた彼。貴女と握ってる手に体温が無くなると壊れ物を扱うかのようにそっと抱きしめました。



ーーー理想以上の彼氏だったよ。








蟻生十兵衛

「俺も愛してる。ずっと一生。」


貴女が目を閉じる刹那額に口付けをする彼。最期に彼を感じることが出来て幸せ、と笑うと「ゆっくり休めよ」と涙を隠しきれていない。おやすみ、という言葉を最期に貴女の瞳が開くことはありませんでした。



ーーー愛してる。ずっと一生。

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