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記憶が消えて〜〜 ページ35

貴「ん………………。」








瞳を開けると見慣れた真っ白な天井。うっすらと香る消毒液の匂い。








…………ここ保健室?












家「目が覚めた?…………心配したよ。」








よしよし、と頭を撫でてくる先輩。どうやらここまで誰かが運んでくれたらしい。










貴「あの…………私…………」


家「無理しては話さなくていい。…………あのクズどもから話は聞いた。」















『どうしてここに…………』と聞こうとする前に家入先輩から遮られた。












家「よく分からん輩に絡まれて怖かったよな。……それにしてもアイツらに任すとすぐこれだし。」











眉を顰める家入先輩。…………仲があんまり良くないのだろうか。











桃「あっ、目が覚めたの?Aちゃん!」

歌「うなされてたみたいだけど……大丈夫?」














可愛らしい声でカーテンの向こうから現れたのは桃音先輩。



その後ろから私を気遣うような声音の歌姫先輩が姿を現わした。


















貴「あっ、……はい。お陰様で…………。」











なんとかそう答えると2人とも「良かった」と安心して微笑んでくれた。














桃「びっくりしたよ。元の場所に戻ってきたらAちゃん気を失ってるんだもん。」


歌「それをアイツらが運んできてるしね。」

















五条先輩と、夏油先輩が…………?















確かに倒れる前は2人と一緒にいたけど運んでくれたんだ…………。
















家入先輩も「なんも風の吹き回しかと思った、」と呟いている。



















五条先輩と夏油先輩はただの善意でしてくれたことのはずなのに…………。
















どうしてそんなことを言うんだろう。










そういえば、前に家入先輩が言ってたことを思い出した。











初めて保健室で目が覚めた時に










ーーー「お前らも『合わす顔がない』と思う気持ちは分かるが自己紹介したらどうだ。」








あれは、どんな意味だったのだろう。











貴「2人にお礼を言いたいんですけど…………。」













そう口にすると桃音先輩が「2人は今夜蛾先生のところにいるよ。」と教えてくれた。

















貴「ちょっとお礼行ってきます。……せっかく運んで貰ったんだし…………。」















そう言って起き上がろうとしたその時…………。
















「「Aッ…………!」」

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くらげ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました🥲‎思わず主人公とキャラとの関係が程よくて好きでした……(><)読みやすくて良かったです。 (7月27日 22時) (レス) @page49 id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 間違っていました、訂正しました。ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - すみません…間違えました…ページ47でした…。😖🙏🏻 (7月24日 20時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 訂正しました、ご指摘ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ページ46で『家入先輩』が2つあります…。『歌姫先輩』ですよね…?😳 (7月24日 20時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水晶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月30日 15時

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