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記憶が消えて〜〜 ページ32

貴「か、可哀想…………?」








私が?どうして?








そんな思いで見つめると横で「ッ…………。」と息を詰まらせる先輩達。











「可哀想だよぉ、だって今更すぎるもんね?あーんなことしといてさぁ…………。」












あんなこと?












貴「あんな、こと?」













先輩たちが口を慌てて開く。














夏「あんなやつの言葉に耳を貸す必要は無いよ。」

五「お前黙れよ…………!」











まるで慌ててるような、何かを隠すような、そんな仕草……声色…………表情。














「いや、黙らないね。……ねぇ、…………知りたくない?…………君がどうして記憶を失ったか。」
















私の中の何かがドクン、と大きな音がした。……あの呪霊と会うのは初めてなはずなのに。













頭が、痛い。













ガンガン、する。











夏「あの呪霊、まさか…………!」

五「おい、とりあえず今祓ったら不味いぞ。」


















なんで?
















どうして、祓ったら不味いの?

















分からない、


















私の知らないことがあるの?



















「ぼーっとこっち見てるじゃないか。……心当たりがあるんじゃないの?」

















心、当たり。



















「そう、心当たり。…………おかしいと思わなかった?」


















夏油先輩が何か式神を出し始める。五条先輩もなんと戦闘態勢。















夏「それ以上話してしまうなら、容赦しない。」

五「ぶっ飛ばしてやるよ。」



















私はなんでこんなことになってるのか分からずオロオロとしてるだけ。



















…………分からないことが多すぎる。


















「ハイハイ、もう帰るよ。特級2人はさすがに部が悪い。」



















そして私の方を見て一言………………、














『今日の真夜中の零時、高専のいちばん大きな木の下待つよ』
















そう言ったのだ。

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くらげ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました🥲‎思わず主人公とキャラとの関係が程よくて好きでした……(><)読みやすくて良かったです。 (7月27日 22時) (レス) @page49 id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 間違っていました、訂正しました。ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - すみません…間違えました…ページ47でした…。😖🙏🏻 (7月24日 20時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 訂正しました、ご指摘ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ページ46で『家入先輩』が2つあります…。『歌姫先輩』ですよね…?😳 (7月24日 20時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水晶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月30日 15時

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