記憶が消えればいいのに1 ページ3
五「こんなとこに居たのかよ、雑魚。」
私の目の前には1年上の五条先輩。
自動販売機にジュースを買いに来たら、遭遇してしまった。
貴「………あの、えっと、」
夏「やめないか、悟。」
その横で読めない穏やかな笑みで笑ってる夏油先輩。
でも心の底から笑ってないのが分かるし、本気で五条先輩を止めようとも思ってない。
だってほら
夏「本当のこと言ったら可哀想だろう。」
私が何も言わないのをいいことに言いたい放題。
「あ〜〜!何後輩虐めてるのっ!」
「またA苛めか。このグズども。」
この高い声は………桃音先輩。そして横でだるそうに2人を見つめる家入先輩。
2人の後ろから現れた2人の先輩は私の手を握って抱きしめてくれる。
五「あ?本当のこと言って何が悪いんだよ。3級の呪霊が見えるだけの呪具使いの癖に。」
夏「悟、辞めないか。可哀想だ。」
うるさいなぁ、放っておいて。
桃「頭はアンタらの方が可哀想じゃない!後輩寄ってたかって!」
家「A、この奴らは放っておいて私たちと遊びに行こう。」
このふたりは、好きだ。私のことを私として見てくれる。
貴「ありがとう、ございます。」
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