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記憶が消えればいいのに10 ページ13

武器庫でよく使ってる武器を磨く。











あの後、振り返ろうとしたけど目がもしあってしまったら嫌だったので振り返るのをやめた。










私は現在3級の駆け出し。……まぁ入ったばかりだから仕方ない。











でも武器ーーー『呪具』を使えば私も闘うことができる。………みんなを守ることが出来るのだ。














私も歌姫先輩や桃音先輩、家入先輩を守れるようになりたい。














ーーーピロンっ。

















携帯からメール着信の音がした。なんだろう……。家入先輩達からだろうか。













そう思ってメールを開くとメールの送信相手のところは『空白』。















名前が空白、なんじゃなくて本当になんにも書いていない。














そんなことある?












イタズラメールだろうか?











その下……メール内容は、『今日の真夜中の零時、高専のいちばん大きな木の下待つ。誰にも告げ口するな』と書かれてあった。













貴「………変なの。」












誰もいない武器庫の中で呟いた。……もちろん誰も返事をしてくれるわけはなく、なんなら埃が舞っている。














でも、まぁ………私は体術が得意でちょっとの雑魚呪霊や不審者なら片手で事足りる。













一応だけど本当に危ない時は高専内にセキュリティも張ってるらしいし………。














もし、知性を持ってる雑魚呪霊じゃなくとも不審者や呪詛師……高専を狙う輩は多いのだ。














罠かもしれない。













嵌められるかもしれない。












だけど


















貴「不気味だけど、………行ってみるか。」














蘇るのは朝言われた七海くんの台詞。










ーーー七『だってそうでしょう、いつも守られて。自分で自分の身を守ることなんてしようとしないくせに、そんな風に装うことだけは上手くなって(・・・・・・・・・・・・・・)。』


















誰かの言った通り先輩に守られてばかりじゃいけないもんね。

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くらげ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました🥲‎思わず主人公とキャラとの関係が程よくて好きでした……(><)読みやすくて良かったです。 (7月27日 22時) (レス) @page49 id: a9ba311e8f (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 間違っていました、訂正しました。ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - すみません…間違えました…ページ47でした…。😖🙏🏻 (7月24日 20時) (レス) @page47 id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)
jyudo0517(プロフ) - しろりんさん» 訂正しました、ご指摘ありがとうございます。 (7月24日 20時) (レス) id: 965d102c72 (このIDを非表示/違反報告)
しろりん(プロフ) - ページ46で『家入先輩』が2つあります…。『歌姫先輩』ですよね…?😳 (7月24日 20時) (レス) id: 2a6843f9ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:水晶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2022年10月30日 15時

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