呪術師がブルーロックに行きまして。【ブルーロック・呪術廻戦⠀】

episode8 ページ9

絵心さんが会場に入ったのを確認するとふっと消える明かり。











絵心さんが「あー、あー、」とマイクテストをしてるのが聞こえてきた。














私は舞台袖にいるため他の人には見えない。
















絵「おめでとう、才能の原石どもよ。
…………お前らは俺の独断と偏見で選ばれた優秀な18歳以下のストライカー、300名です。」

















300人は絵心さんを見てザワついてるみたいだった。……当たり前か。絵心さんって色々謎いし。














絵「そして俺は絵心甚八。サッカーワールドカップで優勝させるために雇われた人間だ。」



















ざわめき出す300人の参加者。















ですよねぇ、そんなこと急に言われてもって感じですよねぇ…………。















見てご覧よ、絵心さん。みんな……「はぁ？」みたいな顔してるんだけど。















今朝の私の顔もきっとこんなんだったんだろうな。
















私だったら次に浮かぶのは殺意かな。『何言ってんだお前。』みたいな。














その後も絵心さんの話は続く。なんでも今の日本サッカー界に必要なのは「革命的なストライカーの誕生」だの、ブルーロックの説明だの…………。

















なんと家には帰れないし、今までのサッカーとは決別してもらうらしい。
















最後に「説明は以上だ、よろしく。」という彼。
















それと、とこちらを見る絵心さん。……。そろそろでないとダメか。













絵「既にマネージャーも確保している。…………自己紹介と行こう。」

















ステージに上がると突き刺さる300人の視線。…………怖いと言うよりか変な気持ちになる。



















彼からマイクを受けとり、口を開いた。
















貴「貴方たちのマネージャーに選ばれました。……乙骨Aです。よろしくお願いします。」


















律儀にお礼をすると聞こえるまばらな拍手。…………折角、挨拶したのに。



















私達の姿を憎々しげに見つめる男の子いた事を私は知らない。

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