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episode2 ページ3

絞め殺したい……………。
それしか感想しか沸いてこない。なんならもう手があと少しで出かかってた。

















別に私を軽蔑している瞳をくれているカイザーに情があるわけじゃない。増しては恋愛感情を抱いていた訳でも、一目惚れした訳でもない。















むしろ初めてあった時も「ふん、見栄えしない女だな。」と鼻で笑われたし、殺意さえ沸いた。
『なんの権限があってそんなこと言われないといけないんだよ。』と。



















担任から止められなければお茶をぶっかけてたに違いない。



















しかし、私も彼との婚約が嫌なのは一緒なのに。
…………政略結婚だとしても私たちの間に愛なんて甘ったるいものがなくとも。



















会って2回目で『俺は浮気している』と堂々のカミングアウトをして何故か冷たい視線を送る彼と何の恨みがあるのか、凄い瞳で睨みつけてくる彼女。



















あんまりに無礼で非常識じゃなかろうか。



















「……………………なるほど。2人はいつからお付き合いされているの?」

「一か月前程だ。」



















一か月前って言うと……………………、



















私と見合いをしたのが2ヶ月前だから、その後に浮気してるってこと……………!?


















ちなみにその場で婚約が決まったから『保留期間』というものも存在していない、なんなら0だ。
それなのに、目の前の男は…………、!!!


















「初めて会った時、運命じゃないかって思ったわ!!目が会った途端、ビビって来たもの!!」

「俺もだ。俺の仔猫…………。光に当たると輝く金色の髪。可愛い上品な薄ピンクの色………。陶器のような白肌…………。それに比べてなんだ、お前は。」



















彼女の肩を擦りながら私の方を睨めつける。彼の言葉に横の彼女もうんうん!!と頷く。















きっと私がいい顔をしないのが気に食わないんだろ。
















「ここの女性をこの部屋に来る道中見たけど、レベルが最低ね。髪が地味な茶髪がいるわ、眼鏡で野暮ったい女がいるわ、隈が凄い女がいるわ、
…………………あぁ、それともそういった人に囲まれているから、貴女はそうなの(・・・・)かしら。」



















コイツらはどこまでコケにすれば気が済むのかしら。足は自ずと机に向かっていた。

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作者名:水晶 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2023年12月24日 21時

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