不良の反応日記：壱

千堂敦追加2 ページ46

別れようと言ってみた(本気)

「お、おい……冗談だよな……？」


貴女が悲しそうに首を横に振ると彼は「なんでだよ……！納得出来ねぇよ……！」と肩を掴みます。親から交際に反対された貴女は「ごめんね……。私のことなんて忘れて……。」と立ち去ろうとしますが手首を掴まれて動けません。


「理由を話すまで離せねぇぞ。」







彼女がナンパされていたら


「やめろよ！こいつは俺の彼女だ！」


貴女の肩を抱き寄せ威嚇する彼。貴女が「あ、敦……。」と彼の方をそっと見ると静かに瞳が怒りで揺れていました。
肩を抱く力が強すぎて痛い……という意味でトントン、と叩くとやっと離してくれました。貴女にナンパしてきた奴らはとっくにいなくなっていました。









夢主の雰囲気が儚くなったら


「お前………っ何でもねぇよ。」


月夜に照らされた貴女を見て息を呑んだ彼。それくらいに貴女は幻想的で手を伸ばしたら消えてしまいそうでした。微笑む貴女に見蕩れてしまいますが、不安になってしまいます。









親から暴力を振るわれていたら



「その傷………、どうしたんだよ！！」


貴女が「しまった。」と思ってももう遅くて。うっかり出してしまった痛々しい傷を貴女は素早く隠しましたが隠すよりも先に彼の手が貴女の傷の部分を触りました。
「私が悪いの、私が…………。」とつぶやく貴女を抱きしめると彼の目には涙が。



「俺の家来るか？………いいや、来てくれ………。」

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