闇を祓って【東京リベンジャーズ・呪術廻戦】 (ページ19)

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episode18 ページ19

「エマ……！こんばんは。」

いつも通りエマとハイタッチ。エマのいい匂いがふわ、と私の鼻をくすぐる。

エ「A、会いたかったよぉ……！」

私に抱きつこうとするエマ。もちろん私が拒む理由なんてある訳ない。

ら

貴「私も会いたかった。」

エマを抱き寄せると「好きぃ……。」と私の首元に顔を埋めてくる。

………ドラケンの視線が痛いんだが。

ふっ、羨ましがるがいい……。さっき私を脅しだ罰だ。

っていうかエマはなんでいるんだ。まぁマイキーの妹だし迎えにでも来たのか？

貴「エマ、マイキーを迎えに来たの？」

エ「それもあるけどマイキーがAを迎えに行くって言うから来るかなって思って来ちゃった！」

ニコッと笑うエマ。

何だこの子は。可愛すぎじゃないだろうか。本当に。

こりゃ喧嘩一筋のドラケンも惚れるよね。

エ「うーん……、もっと抱きついてたいけど肩が痛いんだよねぇ。」

エマが肩を少し動かす。腕を回すみたいに。

貴「エマ、急にだけど肩が重くなったりしてない？」

それもそのはず。エマの肩をチラ、と見てみるとそこには。

「だァァァレぇぇぇ??」

呪霊がニタニタ笑っていた。よくこんな近くで見て平気だな私。

もう慣れたもんか。慣れって怖い。

貴「エマ、ちょっと来て。肩を叩いてあげる。」

エ「……………？ウチもしてみたけど効かなかったよ。」

エマはそう言いながらゆっくり私に近づく。

貴「…………。(見たところ4級よりしたっぽいし、大丈夫でしょ。)」

エマが後ろをむく。その時私は呪霊と目が合う。そこでやっと奴は私が見えてる、と感じたらしい。

遅いんだよ、雑魚が。

「オマぇぇぇ、やめろォァァァァ」

私の手が呪霊を祓う。やっぱり雑魚だった。………雑魚でよかった。

一瞬で終わったとはいえ、取り憑かれていたのは本当だ。

エ「(あれ、肩が軽くなった？ただ手を置いただけなのに？)」

私はエマの身を案じるあまりエマの疑問めいた視線に気づかなった。