私、上司と結婚するみたいです。

約束は給湯室で ページ6

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「おはようございまーす」





次の日の月曜日。



いつも通り、朝8時に会社へ出勤する。




はな「おはよ、A」



「あ、おはよ！」



はな「どうだった？お見合い！」




「あ、まぁちょっといろいろあって…」




はな「なになに？いろいろって？」




「詳しくは言えないんだよね…」




はな「え、なに？まさか大富豪だったとか？」




「いやぁ…」





北「こら、またお前らか。早くデスクに向かえ！」




はな「あっ、鬼じょっ…北山先輩！おはようございます！
　 じゃあA、またあとで聞かせてね！」




「あ、うん！」




北「おい、星野」




「お、おはようございますっ！」




北「ん、おはよ」







なんかいつもと違う。


私に対する対応がちょっと優しい…？





北「お前、ちょっと来い」





「え？あ、はい！」





先輩についてやってきたのは給湯室。




「なんですか？先輩」




北「お前、篠宮に話そうとしてただろ」




「あ、えっと…」




北「ったく、昨日言ったばっかりだろうが」




そう言って、私の髪をくしゃっとする。




「ご、めんなさい…」




なんか、ちょっとキュンとしちゃう。




北「それと、二人でいるときは先輩呼び禁止な」




「えっ、じゃあなんて…？」




北「お前、もしかして付き合ったことないの？」




「ありますよ！失礼な！」




北「じゃあ分かるだろ、名前で呼べ。じゃあな」




「えっ…名前って…」




北「あ、あと！」




「ま、まだなにか…？」




北「今日、俺の家に来い、じゃな」




「えっ、ちょっ…先輩！」









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