私、上司と結婚するみたいです。

手強い相手 ページ17

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次の日。







「先輩…」






北「…星野、なに？」






「あ、あの…今って、お時間…」






春木「宏光！この資料ある？」






北「お前さ、会社では名字で呼べよな？」





春木「良いじゃない、昔からこの呼び方なんだし」





北「…ったく、で？星野は？なに？」





春木「宏光に用事？怖いでしょ、私が聞こうか？」





北「うるせぇ！お前は黙ってろよ、ほんとに昔から…」






「あー…いえ、やっぱりなんでもないです
　邪魔しちゃって、すみません…」





北「あっ、おい！」




愛想笑いを浮かべてそそくさと立ち去る。




ほんとにどっちが彼女なんだか…







はな「どうだった！？」





「…撃沈した」





はな「えっ、なんでよ！」






「だって、春木さん来ちゃったんだもん…」





はな「春木りさこ、手強すぎるね…」





「…もうやだ、なんで私がこんなに悩まなきゃいけないの？」





はな「なんで、って…」





なんで先輩は気付いてくれないの？




先輩こそ、女の人と付き合ったことないんじゃないの！？




なんて、先輩への苛立ちばかりが募っていく。




はな「…とにかく、電話でもなんでもいいからちゃんと話し合うんだよ？」





「うん…私もう、はなと付き合いたいよ…」





はな「何言ってんのよ(笑)」







先輩、今日は１ヶ月記念日ですよ…？









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