私、上司と結婚するみたいです。

鬼上司 ページ2

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「どう思う？」





「私は、素敵だと思うなぁ」






同じ会社で、同期でもある、


篠宮はな に相談中。





「今時、お見合いで結婚だなんて聞いたことないよ」





はな「そうかなあ？」





「だって、どこの誰だか分かんないしさ？そもそも…「星野」






「…はい」






この声は、あの人しかいない。




頭の中の警鐘がなってる。



振り向いたら、きっとそこにはあの顔が待っている。







「北山、先輩…」






北「仕事中に私語とはいい度胸だな、お前。
　 昨日言っておいた資料はもうできたんだろうな？」







「いや、それは…あともう少しで…」






北「さっさと終わらせて持ってこい！」







「はい！」






今、私の目の前で怒声を上げたのは


５つ上の先輩、北山宏光。



厳しいことは社内では有名で


陰では“鬼上司”と呼ばれている。







「さっさと終わらせよっと」









このときはまだ、思いもしなかった。




北山先輩とあんな関係になるだなんて。









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