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Aside
『あ、あの人知ってる…』
不意に声が漏れる。
沖田「A!知ってるんですかィ?!何処で!?いつ?何された?!」
沖田に肩を掴まれて前後に揺らされる。
頭ぐわんぐわんするからやめてくんね?
『あ〜去年くらいにカツアゲした人』
全「…は?」
全員の声が見事にハモった。
『えっとね…』
---回想---
バン
見ず知らずの老人を裏路地に連れ込み、壁ドンをする。
『ねーお爺さーん。今さーお金なくてさーお金ほしーんだけど、ちょーだい?』
老人に左手を差し出し、笑みをぶつける。
「くっ…後で警察に言ってやるからな!」
『どうだろうねー?今ここでお金貰ったあとー、私がお爺さん殺したら警察には届かないよねー』
「ぬぅ…仕方ない…これで全部じゃ…」
巾着に入った小銭が手にのる。
ジャリジャリ
小銭が擦れあう音が聞こえて、小銭しか入っていないのが推測された。
『ありがとね〜』
老人に手を振って、裏路地を出た。
---------
沖田「A…」
近藤「Aくん……」
妙「Aちゃん…」
神楽「A姉ぇ…」
新八「Aさん…」
銀時「お前……」
全「そんなことする人だとは思わなかった/よ/わ/アル/です。」
本日二度目のハモリ、頂きましたー。
神威「おまわりさんたち知らなかったの?」
『うん、結構やってるよ?』
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年7月8日 20時