#57 事情により月曜更新 ページ17
Aside
第七師団に戻ってきてからなんかパーティー?っぽいのが開かれた。
ほとんど私と神威の大食い勝負だったけど。
で、久しぶりに地球の料理が食べたいから神威に1週間だけ付き合ってもらうことにした。
夏だから暑いね〜
番傘差してんのに全然暑い。
『神威、どこ行く?』
神威「俺のお薦めのトコ行く?」
『どんな感じの店?』
神威「制限時間内にラーメン食べきれれば無料。どう?」
『いいね。何回も入って全部無料にしよう』
神威の後をついていき、真っ赤な暖簾がいい感じの店に入る。
店員「らっしゃっせー二名様ですねーこちらへどうぞー」
テキパキと笑顔の素敵な店員に連れられ、カウンター席に座る。
店員「ご注文は?」
座った瞬間そう聞かれ、初めて来た店だったので神威を向く。
神威「大食いまだやってるだろ?」
店員「はい!大食いチャレンジですね!」
神威「それ二つずつ」
店員「ふた、え?正気ですかお客様?!結構な大きさありますけど!」
『え、大きさあるんですか?』
店員「はい…半径20cmほど…」
『あ、全然ですね。大丈夫ですよ』
店員「ぁあ…かしこまりました……」
全然ですね、と言った直ぐ後、笑顔がひきつった店員さん。
逃げるように厨房へ駆けて行った。
『そんな引きつるもんかな?』
神威に聞く。
神威「まあ、地球人なんてそんなもんだよ」
『確かに』
神威「あ、そうそう。Aが第五師団に言ってたとき俺、色街行ってないからね」
『へーそう。で、どした?』
神威「褒めて」
『偉い偉い』
神威「感情こめて!」
『偉いね、神威は』
頬杖をつきながら目を細める。
神威「Aってすごいよね」
『何が?』
神威「いや?」
『何それ笑』
店員「おッ待たせしましたぁー……」
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年7月8日 20時