検索窓
今日:4 hit、昨日:24 hit、合計:31,492 hit

#33 ページ36

Aside

神威に連れてこられたのは、何十歩か歩いたところ。
途中走ったりもしてたけど。

なんか、ガヤガヤする。
ま、花見だしね。

『神威ーまだー?』
神威「ちょっと待って。縄ほどけない…」
『えぇ?私が引きちぎるよ?』
神威「あ、そっか。それじゃよろしく」
『うん』

ブチッと鈍い音がして手首が解放された。

『神威?アイマスクまだ?』
神威「ああ、自分で取って。向きはこっちね」
『向き?』

取るのに向きとかあんの?
不思議に思うと腰を掴まれて無理やり斜めの方向を向かされた。

密着しすぎじゃない?

とか思いつつアイマスクを取る。
急に明るくなった視界に追いついていけず、眼を瞑る。


神威「せーの、」

パンッと音がした。

「「「「A、今までありがとうございました」」」


『は、え?』


眼が慣れてきたころ、段々状況が分かってきた。

まず、今目の前にいるのは第七師団の人たち数十人。
全員顔は知ってる人だもん。

茣蓙に三日月型に並んで座っている。
私の一番近くにいる阿伏兎が何故か「本日の主役」っていう襷を持って頭に赤色のパーティーハットをかぶっている。
てか、よくよく見ると皆何かしら着けてるな……

阿伏兎が付けているようなパーティーハットをかぶっている者や、変なサングラスをつけた者。
ガタイの良い男が多い第七師団ではアンバランスすぎる笑

『あははははっ!!ヤバ、お腹痛いぃぃぃ…』

阿伏兎「オーイA、笑うなよ。これ提案したのは団長なんだからよォ」
『えっ、まじで?!』

てことは?
あの時神威が小型艇にいなかったのって、朝から阿伏兎たちと話し合ってたってこと?

まじか…
ドアノブ壊しちゃった……
すまん…………

神威「ちなみに会議のあと色街行ったよ」

ビリッビリビリ

阿伏兎のパーティーハットを無言で破く。
前言撤回。

『貢いだか?楽しかったか?』
神威「うん、ざっと__万円くらい。楽しかったよ」


メキリ

無言で云業がつけてた変なサングラスをへし折る。


第七師団(ウチ)が金欠になるのはお前の食欲と貢代じゃァァァァァァ!!!』

#34→←#32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.8/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 神威 , 沖田総悟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php  
作成日時:2021年1月16日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。