#26 8月30日書換 ページ29
Aside
神威とハモって、二人で笑い合った。
その拍子に腕を離してくれて私は解放された。
神威「帰ろっか、A」
『うん。寒いしね』
路地を出て、再び道を並んで歩く。
あ、そうだ。
『ね、神威。私のこと好き?』
神威のことは私答えたから答えてくれるよね。
神威「もちろん。宇宙で一番好き」
『それはどうも。私って愛されてんのね』
神威という友達___親友__がいて、私は幸せです。
---小型艇---
あれから10分くらい歩いて小型艇に着いた。
神威「俺、布団敷いてくるよ」
『珍しい。ありがと』
神威が布団を敷きに寝る部屋に入った頃、タイミングがいいのか悪いのかよく分からないが、連絡用紙が本艦から届いた。
神威に渡すと破かれるし、私が見た方いいんだよね。
紙を手に取り眺める。
_____
〜春雨艦内4月の人事異動について 決定事項〜
_____
人事異動……
まだ12月だよね。
あ、そっか。
人が多いから早めにやっとかないといけないのか。
第七師団からは誰が異動になるのかな〜?
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--第七師団--
氏名 新年度
…… ……………
衛宇 第…………
A 第五師団へ
合海 第…………
…… ……………
_____
嘘でしょ。
え、異動?
まじ?
見間違いじゃないよね?
混乱していると裏面に阿伏兎からのメッセージが綴られていた。
______
Aへ
お前さん異動するんだってな。
まぁ、悲しいっちゃ悲しいが、あっちでも元気でやれよ。
お前さんと団長の掛け合いが見られなくなるのは寂しいな。
団長が暴れるのが目に見える…
すっとこどっこいが一人いなくなって嬉しい気もするが、
寂しいの方が勝ってるな。
Aは強いから死なないだろうな。
アレ?これフラグじゃね?
4月にはもう第五師団にいるわけだから、最後になるかもしれない地球、しっかり拝んでおけ。
3月の20くらいに戻ってこい。
準備があるからな。
阿伏兎
_____
酷いよ、阿伏兎…
フラグじゃねって……
軽すぎんだろ…
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作者名:うゆに塩湖 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php
作成日時:2021年1月16日 14時