画面レダクト！行け、少女！ 3【ハリーポッター】 (ページ4)

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進展ページ4

「何でまたそんなことに」
「勿論、お前の家族や友達が困っているだろうからだ。普通なら新聞に気づき、申し出てくるのにこの場合はそれが無かった。マグル生まれと考えられる。それで魔法省の下っ端共は、資料のかき集めに奔走している、というわけだ」

これ永遠に続くじゃねぇか、おい！やだなぁ。いや、でも、ここで断ったらおかしいし。しゃあない、受けるか。

「じゃあ、やることにします」

サインする。これ大丈夫かなぁ。

「これでよし。そうと決まったら早速行くぞ」

え？

「何をボケっとしているんだ。先程も言っただろう。了承を得れば、"すぐにでも"調査を開始すると」

え…

「まぁ大がかりな誘拐の線もあるため、捜査は長続きするだろう。とりあえず魔法省からの質問が行われる。時間は長くても三時間だ。安心しろ」
「むしろそれ、尋問なのでは。安心できませんよ」

聞こえないふりをすることにしたのか、聞こえなかったのか、スネイプ先生は立ち上がり、ついてこいと合図した。これからが長そうだ。やれやれ…

「全く。何故こういうときに限って私しか手があいていないのだろうか…」

聞こえなかったふりをしよっと。だって、私のことを嫌がってるようにしか聞こえないし。

＊＊＊

私の耳と目にはもう大量の資料と質問がこびりついていた。結局尋問は一時間しか(？)かからなかった。答えるだけだし、時間も短めなのに、かなり疲れるんだなぁ。
スネイプ先生が迎えに来て、またホグワーツに戻った。はぁ。時間がいつもとズレてしまったが、始めるか。

「いちについて、よーい…ドン」

一人しかいないというのに、ぼそっとつぶやき、階段をのぼる。それから校内一周ランニングをして、ジャンプしたり、腹筋をしたり。夏休みに入ってから、練習して来たのだ。全てはそう！クィディッチのために！
そろそろ箒の練習でもしようかな。箒、何がいいかな。ニンバスもいいけど、クリーンスイープもいいし。安めのを買って、来年ファイアボルト、ってのもいいな。いやしかし、コメットというのも捨てがたい。あ、でも…

「A、どうしたのかね」
「おわっ。アル、もう孤児院行ってきたの？」
「もうも何も、だいぶ時間はたっておる」

憎いぞ尋問。

「どうだった？」
「うむ。リドルに心なしか似ていた。かすかに闇の匂いもした、その方の素質があるのかもしれぬ。慎重に見守っていかねばならないだろう」

そう、か。頑張れ、クィリナス！