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No.35_助け ページ43

Aside

中「アハハじやねェだろ!っ、兎に角俺の車に乗れ。近くに止めてあるから!歩けるか?」

「うん……一寸、フラフラするだけ、だから、大丈b……」

「そういうの大丈夫じゃねェんだよ。Aの場合!」

そう言って中也くんは私の手を引っ張って車に乗せてくれた

任務終わりだったのかな、中也くん
疲れてるだろうに、何か申し訳ないなぁ


in車

「ありがとう、中也くん。お陰でぶっ倒れなく済んだよ」

中「本当に危なかったな……ていうか、Aそんなに目眩し易い体質だったか?さっき死んだような顔色だったぞ」

そう言って私は、中也くんから手渡されたミネラルウォーターを飲む

「何か一寸ここ数年で変わっちゃったみたいでね……」

ふぅ、大分和らいだかな

中「そうか、今調子どうだ?楽になったか?」

「うん。お陰様で少しは」

中「それより、日傘を忘れたンなら青鯖にでも取って来て貰ったら良かったンじゃねェか?」

「あーそうそう、連絡したんだけどね。多分サボってた報いで調査が長引いてるんじゃないかな。連絡来ないんだよね」

中「あー有り得るな」

「あぁ、独歩くんの胃が心配だよ。今度行く時、胃薬を持っていってあげよう」←

そして、私を見て中也くんが言う

中「A、これから帰るンだろ?送ってってやるよ」

「いいの?でも、仕事残ってるんじゃない?もう歩けるし、大丈夫だよ」

中「いや、送ってく。仕事はすぐ終わるのばっかりだし、Aは危なっかしいからな。たまには後輩を頼れ」

中也くんはニカッと笑った

「んー……じゃあお言葉に甘えて。あっ前と家の場所は一緒だから」

中「おう」

中也くんの押しに負けて私は送ってもらうことになった


〜数十分後〜

中「此処で合ってるか?」

「うん!此処。仕事の時間を削らせてごめんね。今度お酒でも飲もう!」

中「あぁ!んじゃあな。青鯖に何かされたら言えよ」

「ふふ、うん。頼りにしてるよ♪」

そうして、無事に家についた

ガチャ

「ふぅ……やっと帰ってこれた……」

2人でも広いこの家に1人なんて中々寂しいものだね
はぁ、とため息をこぼして時計を見る。時刻は14時半

少し休もうかなと思い、サングラスをゆっくり外し、目を閉じゆっくり手で隠す
その後にゆっくり深呼吸をする

こうしていると、段々眠くなってリラックスができる


ふと、今日の事を思い出す


『夜、覚悟し給え』


赤みの引かない顔で今朝言われた言葉


私は広い部屋で1人、顔を赤く染めた

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作者名:アンモナイトゥ | 作成日時:2023年10月31日 22時

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