No.34＿日の光 ページ42
Aside
前回までのあらすじぃ
何やかんやあって、明後日エリスちゃんとショッピングに行くことになりました！
ついでに森さんが薬を作ってくれるということで、一寸安心したAちゃん。私の嘘には触れないけど、森さんのことだし、多分分かっているんだろう。
森「でもね、Aちゃん。薬を作ろうとはしているけれど、いつ出来るのかはわからない。予備のサングラスも今のAちゃんの病状に合わせないといけないから、まだ渡すことが出来ないのだよ」
「あらまぁ。ということは、暫く持ち堪えてということですね」
森「うん、済まないね」
森さんは分かりやすく眉をさげた
「良いですよ。
森「"これでも"って文章で必要だった？」
「アハハー、ではお話は終了ということで良いですか？」
森「何かサラッと流されたけれど……話すことは此れで終わったかな」
「じゃあ、私は仕事場についてチャッチャと終わらせて治くんに会いたいので。では。
あっエリスちゃん！明日も来るから〜〜！」
エ「うん！待っているわね！」
エリスちゃんが手を振っている姿を微笑みながら、私は首領室を後にした
〜しばらくして〜
「ふぅ〜終わった終わった〜」
私は、マフィアの長い廊下を１人で歩いていた
そんなに沢山って言うほど仕事は無くて、思っていた以上に早く終わった。まァ、書類整理だけだったからね
そんなこんなで、時計を見ると午後１時
今日は恐ろしく晴れたおひさま日和
私としては余り外に出たくない。……治くん日傘かなんか持ってきてくれないかなって思いを胸に、一応メールをしてみる
A治くん〜仕事終わった?
１０分くらい待ってみたが、既読はつかない。多分、午前の調査が長引いているのだろう。治くんがサボるから←
此処は意を決して１人で帰ろうかな〜っと黒服に挨拶をして外に出た
「うわ、眩し」
駄目だ、上を向いたら。此処から家まで結構距離がある。体力が持たない気がしてきた……途中でお店に入って休憩しながら行こうかな
「う、うぅ……」
頑張って歩いていると、後ろから誰かが走って来る音がした
ﾀｯﾀｯ
中「おい！A、大丈夫かよ！」
「あ、中也くん……さっきぶりだね」
中「いや、其れどころじゃねェだろ！お前、何で日傘もしないでこんな日に外歩いてるんだよ！」
「アハハ、忘れちゃってね」
中「アハハじゃねェだろ！」
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作者名：アンモナイトゥ | 作成日時：2023年10月31日 22時
