No.31_準備が良いことで ページ39
Aside
私は是迄の経緯を詳しく話した
勿論、治くんや乱歩くんと同じように殆どの人が疑問を持っていたようで私に質問をしてきた
私も疑問は余り持ってほしくないから、丁寧に答えていき、皆"納得した状態で"話は終わった
まァ
全部、嘘なんだけど
それっぽい理由をつけたら意外と騙されるんだね
「……という感じです」
中「そんな事が……」
森「ふーん……成る程」
あー……なんか森さん気付いてそうだなぁ
他の皆んなは大丈夫そうだけど……
「この話については大丈夫そう?」
中「あぁ、なんか納得はいかねェがな」
芥「はい」
紅「Aが言うのならばそうなのじゃろう」
銀「私も異論はないです」
森「うん。それじゃあ、皆仕事に戻って貰おうかな」
あっ、そうだった
休憩時間とっくに過ぎてるし←
「そうですね。んで森さん、私の仕事柄、探偵社とポートマフィアを行き来するので情報交換等はしないので。其処のところ宜しくお願いします」
森「あぁ、いいよ。約束しよう。そもそもAちゃんにそんな面倒な事は頼まないよ」
「ありがとうございます」
私は軽くお辞儀した
そして中也くんたちが口を開く
中「じゃあ、Aまた今度な」
「うん。明日も来る予定だから」
そう言ったら中也くんは、そうか、と言い手をヒラヒラさせて行った
紅「何時でも私の執務室に来ると良い。Aなら大歓迎じゃ」
「やった〜〜時間がある時に行くね」
芥「では」
ペコ
「じゃあね〜」
銀ちゃんもお辞儀をして戻って行き
首領室には私と森さんとエリスちゃんだけが残った
「それで森さん、私の仕事は何でしょう?」
森「うん。Aちゃんの仕事は主に医療班の手伝いだよ。今日は特にする仕事もないから、書類整理位かな」
「おっけーです!それじゃあ早速……」
森「いや、その前に、」
医務室に行こうとする私を森さんが止めた
森「目の調子はどうだい?このサングラス、4年前のままだろう」
「ギクあぁ〜そうなんですよ。でも大丈夫ですよ、まだ」
森「本当のことを言いなさい」
流石ポートマフィア首領だよ。直ぐに気付かれた
「アハハー、効果はもう殆どナイデス」←
正直に言うと、森さんはハァとため息をつき言う
森「こっちにはちゃんと予備を用意しているのだから。嘘なんかつかないで言い給え」
森さんは呆れ顔で私に言った
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作者名:アンモナイトゥ | 作成日時:2023年10月31日 22時