No.1_朝日と夢 ページ4
太宰side
「待って。行かないよね?」
『でも誰かが行かなきゃ』
「嫌だッ君の身に何かあったら私ッ……」
『ごめんね、でも大丈夫。死 ぬわけじゃないから。また会おうね』
「駄目だッ、私も織田作もッ、ポートマフィア全員行くのに反対してるんだよ!それに君は私の婚約者だ。そう簡単には手放さない」
『……ホントはね、行きたくないんだ。治くんと離れちゃうし。けど、分かってるでしょ。私が行く以外に選択肢はない。』
「ッ…………」
『そうだ!』
「?」
『これ!治くんにきっと似合うからあげるね』
「これ、ループタイ?」
『うん。いつか…………光の世界でつけてる姿を見せてね』
チュンチュン
「はぁ…夢か」
窓から朝日が差し込んで、良い自 殺日和
「久しぶりに見たな……思い出したくなかったのに」
「……」
『また会おうね』
そう言ったのに彼女は私の前から消えてしまった
もし、また会えたら
今度は絶対離さないから
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作者名:アンモナイトゥ | 作成日時:2023年10月31日 22時