No.23＿朝っぱらから…… ページ29
中也side
ハァ、最近は散々な目にしか遭っていないと思う
一つは、長期任務で帰ってきたとき青鯖にしてやられた事(二度目は無くってよ事件)←
二つ目は、この前晩飯の買い出しに行ったとき青鯖に会った事。
あの時は、何故か挙動不審だったけどな
そして、三つ目。
今、ポートマフィアビルの近くでヤンキーやらなんやら揉めているらしいどうにかしてくれ、と首領から連絡が入った事。
何故そんな事で俺が止めに行かないといけないのかと訊ねたところ、俺しか手が空いている部下がいなかった、とのこと
丁度出勤中、歩いている時だったため、もうすぐ問題の場所につく
ｺﾂｺﾂ
〜〜！
〜〜。
段々足を運ぶにつれて騒ぎ声が多くなってくる
ハァ、朝っぱらから騒ぐンじゃねェよ
ｺﾂｺﾂ
歩いて行くと其処には、男３人と子供？が１人
カツアゲか?
すると、男の１人が子供？を殴ろうと構えた
俺は足を速め、異能力の準備をする
うん、此の位のスピードなら間に合う
ﾀｯﾀｯ
男C「喰らえッ」
男の１人が叫んだ瞬間、その腕を俺は掴んだ
「手前等、何してる」
男達はひどく驚いている様子だった
男A「な、何だよ、俺らはこの嬢ちゃんに用があんだよ」
男C「そ、そうだよ、手ぇ離せ！」
ハァ、今日は溜め息の沢山出る日だな……
俺は異能力の力を強めながら、ドスの効いた声でビルを指差し言った
「俺は、此処のもンだ。騒ぐンなら別のとこにしな」
男達「ひ、ひぃ」
男B「い、行こうぜ……」
男A，C「あ、あぁ……」
男達はそそくさと逃げて行った
俺はイタタタ、と腕を振ってる子供？に話しかけた
よく見ると、どことなく昔の友人…………いや、師匠とも呼ぶべきか、其の人を思い出す髪型に髪色をしている
「おい手前、大丈夫……………か？」
は？
其奴の顔を見て分かった
此奴は絶対Aだ
でも、
何で、
此処に居るンだ？
いや、只疲れすぎているだけかもしれない
だが、
確認として、どうしても信じたくて、尋ねてみる
「─────────────手前、Aか？」
すると、軽やかな声で
A「うん♪」
と返事が返ってきた
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作者名：アンモナイトゥ | 作成日時：2023年10月31日 22時
