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No.16_仕返し ページ22

Aside





チュンチュン


 




暖かい
背中に太陽の光が集まっているのが分かる



もう朝かな……本当はまだ寝ていたい。
けど今日はマフィアに行く日だ……………………"出勤"しなきゃな〜




私はいつものサングラスをかけ、
体を起こすため、伸びをしようとすると





「………………ン?」







何故か伸びができん
ていうか、体を伸ばすどころか動かん←




理由はすぐに分かった





太「スースー」






治くんに抱きつかれている。お互いに向き合う形で



ふと思った
自分で言いたくはないが私は小柄だ(本当は言いたくない)




……。





頭のいい方ならお気づきだろうか。

私は治くんの胸板にすっぽり←

ん?デジャヴかな?






つまり、身動きがとれない
寝起きで良くここまで考えられたなと自分で思った






太「スースー」






治くんは心地よい寝息をたてている。こんだけ気持ちよさそうにしていたら起こせないじゃあないかッ


でもこのままでは私が遅刻してしまう
心苦しいけど起こさせてもらうよ!





「おーい治くーん。朝だよー」




太「うーーん………A?」




「うんAだよ。おはよう」




太「うぅん……」




「おいこら、しれっと二度寝するんじゃない」←



 

すると治くんの抱きしめる力が強くなった
朝からよくそんな力がでるね←




太「A……行かないで……」




ん?夢見てる?

……………いや、これは、





「?行かないよ、何処にも。だから、ほら起きるよ


演技してないで」






太「……あはは、バレちゃった。やっぱりAには敵わないね」




「ほらほら、起きて。ご飯作るから」




太「ん。一寸待って」




そして治くんは抱きしめていた手を緩めた
その時








「チュ」








私のおでこにキスをした



太「おはようの"ちゅー"」




治くんはいたずらっ子のように笑った






「ううぅ……やられた……」








一寸悔しい朝でした

No.17_朝の笑顔→←No.15_キャラ崩壊は当たり前っっ!



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作者名:アンモナイトゥ | 作成日時:2023年10月31日 22時

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