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28.前頭葉大混乱パレード ページ28
思考回路は、ショート寸前。
・
今ちゅーする流れだったのだろうか？ちゅーする流れとは一体なんなのだろうか？
そもそも私が今されたのはちゅーであろうか？唇と唇が触れただけであってそれはちゅーと呼べるのだろうか？
残念。確実にちゅーである。ちゅー以上でもちゅー以下でもないのである。ちゅーちゅーうるさい。
「………ん？…………ん？？」
「…………………………」
「………いま、なにした？」
聞くまでもない。キスされた。
触れるだけの、ちゅっ てやつ。
キスと呼ぶにはお粗末なくらい一瞬の、柔らかい感触。
ただ、それだけ。
爆豪くんと私の唇が触っただけ。
一生懸命言い訳してみるけど、
＿＿＿＿顔が、熱すぎる。
しかも爆豪くんは未だ無表情のまま私をじっと見つめてるだけで何を考えているのか分からない。
あまりのしらっとした空気に本当に今キスをされたのかと疑うほどだ。
顔が熱いのもほっといて、爆豪くんを睨む。
「……え、なに……？？」
燃えるような赤がひたすらに私を見ていて怖かった。
何を言い出すのかと身構える。
「……………別に」
別にってなに！？
どういう意味！？！？
「………じゃあな」
「えっちょっ」
・
(涼しい顔して去ってった。殺意沸く)
29.腸が煮えくり返っている→←27.ファーストキスは無糖コーヒーの味
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作者名：- | 作成日時：2017年8月15日 6時
