あの人は変わった【過去編・番外編１】 ページ31
４００hit突破で今回は百合の過去編と、椿と雪の出会いですね。三人はどうやって出会ったのでしょう？それではお楽しみください。
______________________________________
百合「火龍、泉行くぞ」
火龍/泉「分かった/あぁ」
いつものように、頭領としての仕事を果たすため百合は火龍と泉を連れ京の都へ出かけた。
☆
☆
☆
まず、百合達は江戸にある徳川屋敷に向かった。
実は、会津には恩があり会津は幕府に忠誠を誓っているため仕方なく百合達はその恩を返すため手を貸している。
そして、用が終わりさぁ自分の家へ帰ろうとした時に事件は起こった。
バンっ
武士1「いってぇ！」
？「！」
京都の中を歩いていた一人の武士に、小さな男の子…いや、女の子がぶつかった。
その子は、男装しているつもりなんだろうがまったくと言っていいほど男の子に見えない。
武士1「こら！お前ちゃんと謝らんか‼︎」
そのまま逃げ去ろうとした女の子の首根っこを男が掴む。
？「は、離して！」
女の子は、その腕から逃れようと必死にもがいて抵抗しているが男には効き目がない。
まったく…面倒な事を…だから人は好かんのだ。
周りの町民たちはヒソヒソと話している。
たく、鬱陶しい。
その思いで百合は町民たちを睨みつけた。
武士1「こいつめ、この武士の俺にぶつかったといて謝りもしないとは貴様いい度胸だな」
？「うぅ〜」
女の子は、自由に身動きが取れず低く唸る。
？「椿！」
するとそこへ、血相を変えた女が息を切らして走ってきた。
椿。
それがきっとあの女の子の名なのだろう。
？「‼︎」
その女は、女の子のいるところまで来ると大きく見開いていた目を更に大きく見開かせた。
武士1「お前、こいつの連れか？」
この状況を見ていた男は、女に尋ねた。
【次回あの人は変わった過去編・番外編２】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 33人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：如月輝夜 | 作成日時：2016年9月16日 21時
