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百三十一帝 クローリーSIED ページ36

フ「クローリー君、いいものを見せてあげるよ」

ク「君のいいものはろくでもないものばかりだ
からなぁ。期待しないよ」

フ「ひどいな〜」

少し心残りはあるが、彼女のことは向こうが
なんとかするだろうとバスには行かなかった
フェリド君のいいものが気になったわけでも
ないが、何か知れそうだからだ










煉瓦が敷き詰められ、いくつか噴水が並ぶ
広間の端っこで待つように言われる
何か来るのか?それとも何かをするのか?

ク「!」

気配の動きが速い。みるみる距離を詰めてくる
何か来るのが正解のようで、僕は息を潜めた
黒い髪に黒いスーツ、遠くから見ると日本人の
ような風貌だが、それはあり得ない

フ「やぁ父さん、待ちかねました。
千年ぶりですねぇ」

スーツ姿の男、リーグ・スタフォードの前に
フェリド君が待ち構える
リーグはそれを見て微妙な顔で笑っている

斉「…ウルドが来る。君と話はできないよ」

フ「でも僕が邪魔でしょう。殺しておくべきでは?」

斉「殺そうとしたらまた罠が発動するんだろ?」

フ「殺さなかったことを後悔するかもですよ。
さぁどっち?どっちが正解でしょう?」

リーグは指をフェリド君の首に近付ける
殺されるかもしれないのに、フェリド君の
顔は嫌だからか落ち着いているように見える

斉「妙な奴を吸血鬼にしちゃったなぁ。
だが今日は許そう。でも次は遊びじゃすまさ
ないぞ。フェリド」

首を狩ることなく、ぽんっと頭に手を乗せた
だけでその場を去っていく
そろそろ出て行ってもいい頃合いだろうか

ク「君、あんなバケモノの血を僕に入れたの?」

フ「うん、あれが僕らのパパだよ。
声をかけなくてよかったのかい?」

離れて見ていて正解だったと思う
あれは、家族の中でも生粋の強さを持っている

ク「…いや、さすがにあれを殺すのは無理だろう」

フ「ふふ、難しい方がゲームはおもしろいだろ?」

ク「大変すぎるよ」

フ「はは、まずは第五位とか第三位とか殺して
練習しようよ。ウルドを殺せるようになれ
ば父さんも殺せるはず」

聞けば聞くだけ馬鹿馬鹿しいと思えてくる
けど、フェリド君は裏を斯くのが上手いんだ

フ「人間達にも協力してもらわなきゃねぇ」

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設定タグ:終わりのセラフ , クローリー   
作品ジャンル:アニメ
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美鈴愈(プロフ) - フィアーさん» お答えできる範囲であれば是非。長らく顔を見せておりませんでしたので、このレスが無効になっても構いません。書き込みして下さりありがとうございます。 (2022年11月15日 13時) (レス) id: b98c7d23df (このIDを非表示/違反報告)
フィアー(プロフ) - 美鈴愈さん» 質問してよろしいですか? (2021年2月5日 18時) (レス) id: 7b57897ee4 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈(プロフ) - 凪花さん» ありがとうございます。長い間更新を中断してしまい大変申し訳ありませんでした。書き方や表現の仕方に多少の違いが出てくる文筆などがあるやもしれませんが、ご了承の上で更新をお待ち下さい。 (2019年11月1日 20時) (レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈(プロフ) - minedeさん» 何の断りもなく長い間更新を中断しており大変申し訳ありませんでした。今後は時間がある時に更新して行こうと思います。 (2019年11月1日 20時) (レス) id: 8d195bcaa7 (このIDを非表示/違反報告)
凪花(プロフ) - 続き楽しみにしてます!頑張って下さい。応援してます! (2017年1月16日 10時) (レス) id: 254f4e5b63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美鈴愈 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年3月17日 23時

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