九十六帝 ページ48
ついに、百夜優一郎が堕ちた
鬼に成り下がって狂っていく
?「鬼箱に入るまでの九つカウントを
始めろ、鬼箱王‼ 」
怪しい箱が宙に浮かんでいる
中からは二つの目が覗いていた
鬼の力が禍々しく滲み出ている
?【一…二…三…】
今風ではない数え方で数字を言う
この力を見るのは初めてだったが
いいモノでないのは直感で察した
グ「君月!?」
割られた窓から君月が飛び降り
鬼と化した優を見て驚いている
優 【邪魔すんじゃねぇ君月、こいつは俺が倒す‼ 】
?【七…八…】
カウントが進む度に力が増して
何かを喰らおうと準備している
それが何なのか分からないのが
警戒を解けない理由だ
?【九らえ】
優【は?】
バクッ
箱から出た巨大な口が優を喰い
そのまま君月とその箱は撤退し
グレンは必死の叫びを上げる
グ 「ガキども!最後の命令だ
お前ら絶対、生きてここから逃げきれ!」
生きて逃げることが命令なんて
本当に甘くて、反吐が出るけど
これが一瀬グレンなら仕方ない
主「クローリー、そろそろ私は行くよ
大事で可愛い部下を守らないとね」
ク「後で会えるよね」
主「生きてれば会えるとも」
トンッ
彼らが逃げ去った後を追うために
割られた窓から身を投げ出した
五階から飛び降りても何もない
足が潰れることも折れることも
なくて、自分が化け物であると
思い知らされているようだった
主「私が護るから生きなよ」
吸血鬼の増援が来るのは予想済み
彼らを生かして返すために戦うよ
誰も、死なせたくないと思うから
169人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
美鈴愈(プロフ) - 李音さん» ありがとうございます。かなり年月が経ってしまいましたが更新を再開しました。隙間時間などありましたら、また覗いてください。 (2022年11月22日 10時) (レス) id: b98c7d23df (このIDを非表示/違反報告)
李音 - 私は、更新楽しみに待ってます! 早く更新して下さい!お願いします! (2016年6月30日 0時) (レス) id: ab1cbbe938 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - もう、見つけるの諦めました。うろ覚えですが書いて行こうと思います(・_・; (2016年2月10日 21時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 早く続きが読みたいです!更新して下さい。お願いします! (2016年2月1日 12時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - ぴよりんさんもふぁいつです! (2015年12月17日 20時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ