五十帝 ページ3
完全な吸血鬼になることを断ると
フェリドは「残念だなぁ」と言って
そそくさとその場から立ち去った
まぁ、暇潰しにはなったけど
？「……おい」
主「何かな？金髪君」
振り向くと、青い瞳にクリーム色の
髪を持つ青年が立っていた
牙は生えてるのに瞳は赤くない
あぁこの子、百夜優一郎が言ってた
主「百夜ミカエラ君、だよね」
ミ「………」
図星ってところか
綺麗な顔を歪ませたながら私を見る
見ていると言うより、睨んでいる
話しかけたと言うことは要件ありか
ミ「お前、人間のくせに吸血鬼になりたい
とでも言うのか…」
主「微妙かな。ただ力が欲しいだけ」
吸血鬼になりたくないと言えば
どちからかと言えば嘘になるからね
肯定を表す意味を込めて答えた
すると、百夜ミカエラは下を向き
ギリッと音が鳴るほど歯を食いしばる
吸血鬼になることに抵抗があるのか
まぁ、人それぞれだろうけど
主「君さ、甘えてるんじゃないの？」
ミ「何だと…」
主「私は君の考えを知らないんだよ？
人それぞれ、吸血鬼になることに
対して色々あるでしょ」
優一郎は吸血鬼に家族を殺されて
復讐のためだけに生きていた
そう言ったわりに、今となっては
仲間を大事に生きて行こうとしている
まぁ、いい方向へと成長したよね
ミ「吸血鬼になってまで生きたいとは
思わない。あんな化け物になって
まで行き延びようなんて…」
半年くらいここに居座ってるけど
ミカエラと関わるのは初めてだ
と、言うより接触を避けていた
優一郎のことについて聞かれるとさ
何だか色々と面倒でしょ？
主「それが甘えだって言ってんの」
ミ「お前……！」
ガッ
ミカエラの首を素早く掴む
向こうからは予想外のことだったのか
まるで対応できていなかった
私が自分より弱いとでも思ったのか
ミ「お前……その目……」
もちろん、吸血鬼化してるよ
女王陛下に選ばれた奴を片手で
制するなんて、普通じゃ不可能だよ
主「こんな弱肉強食の世界で生きるには
力が必要不可欠じゃないのかな？
私には力がいる、誰よりも上に立つ
そのために吸血鬼になりたいと思う
それが間違っていると言うのかな？」
ミ「こんな力……どこで……」
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美鈴愈(プロフ) - 李音さん» ありがとうございます。かなり年月が経ってしまいましたが更新を再開しました。隙間時間などありましたら、また覗いてください。 (2022年11月22日 10時) (
レス) id: b98c7d23df (このIDを非表示/違反報告)
李音 - 私は、更新楽しみに待ってます！ 早く更新して下さい！お願いします！ (2016年6月30日 0時) (レス) id: ab1cbbe938 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - もう、見つけるの諦めました。うろ覚えですが書いて行こうと思います(･_･; (2016年2月10日 21時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 早く続きが読みたいです！更新して下さい。お願いします！ (2016年2月1日 12時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - ぴよりんさんもふぁいつです！ (2015年12月17日 20時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
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