四十九帝 ページ2
あれから数ヶ月の月日が流れた
季節は冬になり、地下都市と言えど
冷え込んで来る時期になった
その数カ月の間、ここで過ごした
主「楽しみだねぇ、名古屋…」
名古屋に人間達が攻め込んでくる
日が明日に控えられた
実行予定日に変更はなかったらしい
さて、私がいない状況でどう動くか
高みの見物でもさせてもらうよ
フ「おやおや、Aじゃないですか」
主「やぁフェリド、君も名古屋行きか」
クローリーはサングィネムにいない
彼、名古屋を拠点とする吸血鬼だから
今頃悠長に過ごしてるんだろうね
フ「クルルと一緒にね」
女王陛下直々に名古屋へ入るのか
クルルほどの実力者と対面したら
人間側は呆気なく終わるね
素手で貴族を制するほどの化け物だ
主「お喋りなのは相変わらずか。
敵か味方かも分からない相手にさ」
「向こうは親玉を出してくる」と
私が人間に伝えるかもしれないのに
フェリドって本当に自由だなぁ
フ「君さ、完全な吸血鬼になる気はない？
人間の力で吸血鬼同等の肉体を得ても
結果的には不完全なままなわけだ」
研究して研究して、失敗して失敗して
それを何百年と繰り返して来た
人間を人工的に吸血鬼に変貌させる
実験は代々受け継がれて来たもの
その完成品が私と言うことだ
主「不完全……か」
貴族が人間を吸血鬼にする
それが一般的なことなんだろうから
人工的になんて不安定過ぎるよね
しかも、人間の姿になったり
吸血鬼の姿になったりと自由自在だ
副作用らしきものがあるのが当然か
主「でもまぁ、人間として産まれたから
少しはこの生物体を大事にするよ」
フ「吸血鬼になれば僕らの仲間だよ」
主「曖昧だって言ってるでしょ」
人工的に吸血鬼を作り出す技術は
柊家ですら行おうとはしなかった
流石の柊天利も怯えたんだ
失敗して暴れられたら手が付けられ
なくなってしまうからね
母がその失敗例の一人だったから
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美鈴愈(プロフ) - 李音さん» ありがとうございます。かなり年月が経ってしまいましたが更新を再開しました。隙間時間などありましたら、また覗いてください。 (2022年11月22日 10時) (
レス) id: b98c7d23df (このIDを非表示/違反報告)
李音 - 私は、更新楽しみに待ってます！ 早く更新して下さい！お願いします！ (2016年6月30日 0時) (レス) id: ab1cbbe938 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - もう、見つけるの諦めました。うろ覚えですが書いて行こうと思います(･_･; (2016年2月10日 21時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - 早く続きが読みたいです！更新して下さい。お願いします！ (2016年2月1日 12時) (レス) id: 082744dcd5 (このIDを非表示/違反報告)
美鈴愈 - ぴよりんさんもふぁいつです！ (2015年12月17日 20時) (レス) id: d06c1fe5e8 (このIDを非表示/違反報告)
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