家政夫の彼 (ページ29)

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番外編（？）1 ページ29

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重岡side

『ねえ重岡！』

「あ？」

『なんで小瀧さんのこと教えてくれなかったの！！！』

あー来た来たうるさい奴が

「何がやねん」

こいつがこれを聞いてくるってことは、小瀧も告ったってことやな

『ってかあんたいつから小瀧さんが家政夫してくれるの知ってたの！』

「小瀧がお前ん家行く初日やな」

そう言うと、全然痛くないグーパンチが飛んできた

「なんやねん！！」

『知ってるなら早く言ってよ！！！』

何をこいつはカリカリしとんねん

そうこうしているうちに、休憩時間は終わり

''バカ重岡''と言いながら、自分のデスクに戻って行った

「バカちゃうわアホ...」

小声で言った文句はお前には届いてへんのやろなあ

''俺の方が先に仲良くなったのにな？''

''小瀧より俺のがお前のこと笑顔にしたるで？''

''なあ、俺にしとったらええやん''

言いたいことは山のようにあったし、正直まだこいつのことは好きやけど

「おい」

『なに』

「小瀧と付き合えてよかったな

おめでとう」

結局祝福してしまう俺はやっぱりバカか

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