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神ちゃんは1年の時に同じクラスになって仲良くなった奴。
で、俺、重岡大毅の好きな人。
若干抜けた髪色といくつか穴が開いた耳は不良を連想させるけど実は中身はただのオカンや。
何回か休みの日に私服で遊んだことがあんねんけどそれが毎回派手で、体育の着替えの時に見たパンツがヒョウ柄やったからそもそもそういうのが好きなんやなって当時納得した。
そんで、外でバカ騒ぎしとるあの3人は先輩でありながらも呼び捨てやあだ名で呼ぶくらいには仲のええ友達。
きっかけは元々神ちゃんの幼なじみである照史からの繋がりで、すぐに淳太とはまちゃんとも仲良くなって歳とか関係なくつるむようになった。
あと、隣のクラスに流星って奴がおんねんけどまたコイツがモデルみたいにイケメンでな、流星も1年の時に同じクラスやってんけど今年は離れてもうてん。
去年まではこの6人がいつメンってやつやってんけど今年からは流星の中学の頃の後輩の小瀧って奴も入学してきて、類は友を呼ぶってやつや、小瀧もどえらい顔がええねん。
4月から夏の今、たいした時間は経ってへんはずやのに小瀧の持ち前の人懐っこさもあってかすぐに仲良くなって、まあ、そんなこんなで今は7人でよく集まったり放課後遊びに行ったりしてる。
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結局集中なんてできるわけなくて神ちゃんとコソコソと話しながら過ごしてたら終業のチャイムが校内に鳴り響いた。
さっきまで屍みたいになってた奴らもチャイムがなった瞬間に嘘みたいに俊敏に動き始めるし見ててちょっとおもろい。
落書き程度しか写してないノートを片付けて帰る準備をしながら目の前の神ちゃんに声をかける。
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「なあ、神ちゃん！今日俺ん家で一緒にテスト勉強していかへん？」
「ありやな！あ、でも急にお邪魔して大丈夫なん？」
「むしろうちのオカンなら大歓迎やと思うで」
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初めて神ちゃんが家に来た時から神ちゃんはオカンのお気に入りで、かわいらしい顔もしてて礼儀もしっかりしてるしほんまええ子！って大絶賛してな、はよ家に連れてこいってうるさいねん。
今日来るなんて言うてへんし、いきなりのことでオカンびっくりしよるんとちゃうやろか。
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