シンデレラ・ストーリー【4】

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あなたside






放課後







あ「裕くん、帰ろ」



玉「帰ろー帰ろー」









宏くんは部活で



太ちゃんはもう帰っちゃった








だから




裕くんと2人で下校









そんな時









「あ！いたいた〜Aちゃん！」






あ「へ？」






見知らぬ男の子に



名前を呼ばれた









玉「ん？なんか見た事あるような…」









「千賀の親友の、二階堂高嗣テスッ!!!!」






あ「へぇ…」





そういえば、朝見たような…









二「あのね、質問があるの」




あ「質問？」





なんか、可愛い子






私が年上って知ってるのかな？







.







.





.









二「ゴリラって好き？」






あ「へ？」





ゴリラ？







二「うん、ゴリラ!!!」









あ「ま、まぁ…好き…？」





曖昧な答えで




頷いたら









二「うおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」





急に、叫びだした








それで









二「俺の千賀を、よろしくお願いします!!!!!」





キラキラした顔で




私の手を掴んで来た









あ「え、えっと…」





玉「お前、なんだよ」







よく意味がわからない









二「あ!!そうだ…


今日、

これから俺たち部活だから見に来てよ!!」





そう言って二階堂くん



私の腕を引っ張って






千賀ね、カッコいいんだよ



って



優しく笑った









玉「ちょ、俺も行く!!!」







二「玉ねぎ先輩だっけ？よろしくね♪♪」





玉「玉森だっ(怒)」









なんか



おもしろいけど



変な子









玉「てか、どこ行くんだよ」





二「体育館だよ〜

俺ら、バスケ部だからね」








あ「へぇ…」








バスケ部なんだ









二「千賀ってば、

めちゃくちゃ上手なんだよ!!!」






あ「そ、そうなんだ」






それで





俺もだけどねって




二カッと笑った

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